前回は私の好きな曲を紹介したが、今回は好きな映画のベスト10を挙げてみる。
1 ある日どこかで
これはタイムトラベルものの傑作で、何度見てもその都度、感激する。名作中の名作である。
2.非情城市
台湾の候孝賢監督の最高傑作で、台湾史の暗黒時代を見事に描き切った作品で、すごいというより言いようがない。この映画には歴史そのものが表現されている。
3.いつも二人で
オードリハップバーンは最も好きな女優さんで、その作品は本当に何度も見ているが、オードリーの魅力が最も出ているのがこの作品である。ただブルーレイで出ていないのが残念で、画面が欠ける。
4.ロシュフォールの恋人たち
いかにもフランス的なミュージカルで今見ても本当におしゃれな映画で、この映画の中でも「双子の歌」のシーンが一番好き。
5.八甲田山
日本映画では、スケールの点ではこの映画が最高である。一切CGを使わないで、よくこんな映像が撮れたものだといつも感服する。高倉健の映画の中でも一番好き。
6.バリーリンドン
スタンリーキュブリック監督というと、まず2001年宇宙の旅がベストに挙げられると思うが、私はあえてバリーリンドンをベストにしたい。白く化粧された貴族たちの不気味な映像は脳裏に焼き付いている。
7.男と女
映画自体は、確かに優れているが、それ以上のこの映画は、アヌークエーメの魅力と音楽が全てである。
8.ベンハー
ハリウッドの全盛期の作品であり、それこそ何十回も再放送されているが、その度に見てしまう不思議な映画である。当時はユダヤ資本がハリウッドを仕切っていたので、十戒や聖衣などキリスト絡みの作品が多く作られたが、やはりこの映画が一番面白い。同じようなテレビ作品は「ホジュン」でこれも再放送のたびに見てしまう。
9.東京物語
小津安二郎の作品は全て好きで、とりわけ晩年のカラー作品の「秋刀魚の味」も好きであるが、やはり一作を選ぶとなると東京物語となる。
10. パペットの晩餐会
これはデンマーク映画であるが、料理関係の映画の中ではダントツの面白い。デンマークといえば、かっこいいとイメージを持つが、なかなか厳しい環境のようだ。
番外
雑誌などで著名人のベスト映画が載っているが、かなりクセのある選択で、どうも奇を衒っているようだ。ほとんど知らない作品で、たいして面白くないものが多い。この流れでいえば、台湾映画「若葉のころ」も好きな映画である。持っていたDVDを人にやってしまい、その後人気が出て高くて買えない。「言えない秘密」はようやくブルーレイが発売され買えた。
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