最近は、何かちょっとした体の異変が必ずある。先日、眼に下にあったホクロが大きくなってきたので、心配で、近所の皮膚科に行った。そこではガンの可能性があるということで大学病院を紹介されたが、心配なため同日に違う皮膚科を受診した。そこではほぼ100%ガンではないと言われ、後日、大学病院で診てもらったところ同じ意見だったが、気になったので取ってもらい病理検査をした。普通のホクロであった。この問題が解決したころ、半年ごとのCT検査のために造影剤を腕から入れたが、その後、右腕が痛くなった。神経損傷を疑ったが、結局、その前に行った雪掻きによるテニス肘ということらしい。今度は整形外科に行き、治療中である。こんなことが年がら年中起こっている。昔は、病院に行くようなことはほとんどなく、数年に一度、風邪をひいて熱が出るくらいしか病院に行くことはなかったが、今は一年中何かしか病院に行っている。
年をとるとマイナス面ばかりであるが、それではプラス面があるかと言えば
1.試験がない
最近は少なくなったが、数学の試験、アト5分なのにまだ一問もできていない。嫌な夢を見る。と言いつつ二年前に矯正歯科の専門医を取るために、40年ぶりの本格的な試験を受けた。
2.コンプレックスが少なくなる
若い時は、足が短く、胴がながいことにコンプレックスを感じていたが、最近はそんなに気にならなくなった。
3.電話で緊張しない
これは年をとったというより、慣れの問題か。全く知らない人に電話するのもあまり緊張しない。
4.睡眠欲、性欲、食欲が少なくなる。ものが欲しいという購買欲もない。
ほとんどの欲は減る。唯一あるとすれば、健康欲くらいか。
5.涙もろくなる
映画、ドラマを見ているとすぐに泣くし、ストレス解消になる。セイラームーン(映画)くらいでも簡単に泣く
6.人間に上下はないと思う
昔は年配の人や、社長さんや代議士などと偉いひとに会うと緊張したが、今はそういうことは一切ない。どんな大きな会社の社長でも会社を辞めれば、議員だって選挙に負ければただの人ということをイヤというほど実感しているからだ。
7.遅刻することがなくなる
まず目覚まし時計を使うことはほとんどなくなった。時計を枕元の3台おいても起きなかったのが不思議である。
8.人を羨ましいと思わなくなる
どんな金持ちの家でも不幸なことはあるし、功なり遂げた人であっても子供、孫に問題のあるケースをイヤというほど知った。
10. 仕事はどうでも良くなる。
仕事があると思うと、熱が39度出ても働いていたが、今はとんでもない。仕事以上に人生には大事なことはいっぱいある。
11. 老人割引がある
映画は1100円で見られるし、弘前公園、レンガ倉庫美術館、博物館など市の公共施設の入場が無料となる。現在41の市の施設の利用が無料となっている。
12. 恥ずかしいと思うことが少ない
若い時であれば、こんなブログをするのも恥ずかしかったし、本など出版するのはまずできなかった。人からどう見られるということが気になったが、今はあまり気にしない。
歳をとることのマイナスは数え切れないが、プラスの点も多少あるか。要するに面の皮が厚くなっただけか。逆にびっくりするのは、人間は歳を取っても基本的な性格は変わらないということだ。この歳の同窓会でも、皆口を揃えるのは、人間的に成長していないということである。