北国青森では、この時期になると、もう気持ちは雪。ああいやな季節になるなあと気が重くなる。そして、重い腰を上げて、あと2か月で確実にやってくる雪の準備をする。
我が家でも昨年、暖房用のボイラーの換気用煙突が雪に埋もれ、暖房がストップしたことがあった。そこで今年は煙突の位置を今より1m上げて、雪に埋まらないようにする。リビングの大きな窓が雪の重みで壊れないように、窓を守る板の塀を建てる、すべての木に雪囲いをする、などの準備を行う。
そして衣料もダウンのものに変える。インナーウェアー、部屋着はパタゴニアのR2とR3で今年も十分やっていけるが、10年以上使っているLLビーンのメインワーデンダウンパーカーもダウンの量が減ってきた。エディバウアーのカラコルムパーカーとペンフィールドのダースビルジャケットがメインとなる。できれば、軽いナイロンシェルのダウンパーカーがほしいところであるが、検討中である。
一番重要なのは、雪でもすべらない靴である。これは大事で、すべる靴を履くと怪我する。これまで冬場の靴としてはビーンブーツを愛用している。防寒性はないが、雪面のグリップが強いため、安心できる。ただ真冬にはいささか寒い。そこで2年前にカナダ、ソレル社のカリブという防寒ブーツを買ったのだが、どうも宇宙飛行士の月面ブーツのような感じがして、ほとんど使っていない。何しろでかい。今年は、違った雪用のブーツをと、探していると、カナダ、Keen社のウィンターブーツが評判がよい。色んな種類があるが、Summit County
IIIというブーツを選んだ。ビーンブーツ、カリブともサイズは9であったが、最近は9.5を履くことが多いので、Keen場合も9.5にした。ややゆとりがあり、厚手のソックスを履けばピッタリである。この靴のサイズは標準的である。写真のソレルはサイズ9、キーンはサイズ9.5であるが、ソレルの方がかなり大きい。
この靴の特徴は底のソールで、気温により硬さが変化して、グリップ力が増す。REI(アメリカのアウドア店)の評価は4.8で、雪道での歩行には軽くて、暖かく、滑らないという意見が多い。期待できるが、さて世界で一番、雪の多い青森で通用するかは、また雪が降ってから評価したい。履いた感触では、ウルバリンの1000マイルブーツのようなぴったり感はないが、そうかといってカリブのような地面から離れたような違和感はない。前部、側面に防寒材が入っているので、カタログでは-30度までいけそうである。初代から始まって三代目となる。
ただOutdoor Gear Labという製品評価では、星三つ(5星満点)で、評価は低く、冬用ブーツとしてベストバイ賞はKamik Nation Plus、編集者のお勧めはBogs Ultra Mid、またColumbia Bugaboot Plus IIも、すべて星五つで評価は高い。ちなみにフリースの評価は、一位がパトゴニアのR1、二位はR3、三位はR2と妥当なところであるが、ダウンの評価では、一位がMountain Hardwear
Hooded Ghost Whisperer(コロンビア)、二位にはMontBell Mirage Parka、三位はArc’teryx Cerium LT Hoodyが、そして四位にもMontBell
Frost Smoke Parkaが入っており、日本のモンペルが健闘している。(http://www.outdoorgearlab.com/clothing-mens)
*12/13 追加 青森も雪のシーズンになりました。実際にキーンのスノーシューズを使っています。保温性は高いのですが、ツルツルのアイスバーン状態の道では、むしろビーンブーツの方が滑りにくく、雪道でのグリップ力という点では、普通です。まあ完全に滑らない靴はありませんが。冬用ブーツとしての評価は★★★です。
*12/13 追加 青森も雪のシーズンになりました。実際にキーンのスノーシューズを使っています。保温性は高いのですが、ツルツルのアイスバーン状態の道では、むしろビーンブーツの方が滑りにくく、雪道でのグリップ力という点では、普通です。まあ完全に滑らない靴はありませんが。冬用ブーツとしての評価は★★★です。