台湾映画は、日本人と心情的に近いせいか、しっとりした味わいがあり、全く違和感がない。「若葉のころ」、確か原題は「五月一号」、つまり五月一日、私の誕生日だが、実際の曜日を表すものではなく、五月の初め、若葉のころという意味のようである。台湾の五月は雨がよく降るのか、そうしたシーンも多く、きれいで、是非ともこの季節の台湾を訪れたいものである。ビージーズの有名な歌、この映画でも挿入歌で使われているが、First of Mayが英語のタイトルとなっている。日本では「小さな恋のメロディー」で有名になった曲で、初恋の歌で、この映画でもこの曲が重要なキイとなっている。