2017年4月16日日曜日

折りたたみ傘



左がSenz、右がクリニプスの傘

 これまで何本、傘を無くした、壊したことであろうか。日常的に使うもので、これほど頻回に買うことの多いものも珍しい。長傘は、飲みに行くと、すぐに傘入れにいれたまま忘れてしまう。近くの飲み屋ならいいが、遠方、旅行先で忘れた場合は、取りにもいけない。そういうこともあり、傘は1000円程度のものばかり使ってきた。また傘が必要な時、雨が急に降る時に限って、傘がなく、しかたがなく近くのコンビニでビニール傘を買ったことも数多い。大抵、ものの2、3回で壊れてしまう。

 数年前、一度、ドイツのクリニプスという折り畳み傘の元祖というメーカーのものを買った。確か4000円くらいであったろうか。私の傘の履歴からすれば、かなり高価な買い物であった。若干、かさ張るが、それでも軽くて、使い勝手がよかったため、重宝した。2年程、使ったが、ある日、強風下で使っているとぽっきり折れてしまった。修理しようと、アマゾンで修理金具を探したが、特殊な器具を使っているため、結局は歯科用の材料を使って応急処置をしてが、きれいには直っていない。

 そこで今度は、絶対に折れない傘を探していたところ、オランダのSenzという会社が100mの風でも折れない傘を作っているのを知り、早速、購入した。これも4000-5000円くらいしたと思う。割合、高い。その後、3年程使っているが、宣伝通り、台風では壊れることはない、というか風の向きで合わせて傘自体が位置を変えるため、強い風が直接当たらないような構造となっている。ただ重い。旅行に持って行こうと思っても、重いために躊躇われる。それでも最近はミステリーランチのインベーダーやティンパック2のメッセンジャバッグを常用しているため、多少重くても常にこの折りたたみ傘を携帯するようにしている。すでに3年間使っているが、特に問題はない。

 アマゾンのレビューを見ると、このSenzの折り畳み傘の評価は低く、重い、濡れる、壊れたなどの不満が書かれているが、私自身、3年間使った感想を言えば、長傘に比べて必ず手元の置くために忘れることはない、強風で壊れることはない、特に傘として目的は達していることなどから気に入っている。いつもリュックに色々な荷物を入れ、重い荷物には慣れている方は、少し高いが、常時携帯する傘としてはお勧めできる。こうした折り畳み傘のよくケースを紛失してしまうので、普段は取手のところにくくりつけておき、雨が降って、電車に載るときにケースにしまい、傘を開いて乾燥させてからまたケースをくくりつけておく習慣をつけておくとよい。普段はケースに入れないでバックの中に入れておく。

 雪国では、雪の日に傘をさすか、これは人によって意見は分かれるが、基本的には青森の人は傘をささない。それではどうするかというと、まず帽子をかぶる、あるいは最近ではフード付きのジャケットを頭からかぶる、こうしたスタイルが一般的である。雪の中で傘をさす人は私のようなよそ者だが、こうした状況でもSenzの傘は十分に使える。そういえば、鹿児島にいたときは、桜島の噴火の凄いときは天気のよい夏の日にも傘をさした記憶がある。それこそちょっとした小雨くらいに灰が降ってきて、傘をささないと髪の毛や服に灰が積もる?という経験をした。一度、高速で車を運転していた時、急に灰が降ってきてワッシャーでフロントガラスを洗おうとしたところ、全く前が見えなくなりパニックになったことがある。日中に傘をさそうと思う気持ちは、鹿児島の灰を経験したことがないとわからない。一方、雪の中で傘をさす場合も、途中で何度か傘の上の雪を落とさないと重くなるほど雪が降る。

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