LLビーンは私の好きな会社だが、ここでは日本で未発売のニューバランスの靴を売っている。例えば、ニューバランスの靴の中でアマゾンUSA、ベストセラーになっている608や877があり、いずれもサイズが豊富な上、靴幅もD、EE、(4E)(608のみ)がある。最近の日本の若者は足幅も狭くなったのか、ニューバランスジャパンでもEEや4Eのような幅広の靴は少ないため、私のような典型的な日本人の幅広タイプには4Eといった靴幅があるのはうれしい。
診療所で使っている内履きが1年以上使ってだいぶくたびれてきたので、LLビーンが扱うベルクロタイプの577という靴が前から非常に気になっていた。色は白と黒の2種類、靴幅はD、EE、4Eの三種類、サイズは7から14(25cmから32cm)の13種類がある。ニューバランスには珍しく、すべて革製で、値段は13000円で、解説には中級から上級レベル向けのフィットネス・ウォーキングを楽しむための靴となっている。
アメリカのAmazonでみると、レビュー数は3993で星は4.2と、よく売れているようだ。レビューを読んでいると、かなり年配の方が買い求めている。星1つなどの低評価のレビューでは、ベルクロの長さが足りないなどの怒りの文が載っているが、その写真をみると、驚くほど足が腫れて(太って)おり、これではどんなスニーカーも無理と思われ、いちゃもんに近い評価である。世の中には普通に売られている靴が入らない人がいて、そうした方がこうしたベルクロの靴を求めるのだろう。
先々週、LLビーンの商品がすべて20%オフ、また1000円商品券があり、それで値段も1万円以下となったので、思い切って購入した。ニューバランス990v4では4E靴幅、9サイズでいいのだが、他の靴では9.5だったので、577では4E、9.5で注文した。
早速履いてみるとやや大きいが、9サイズではやや小さいかもしれない。医院内で履く分には、全く問題なく、靴ひもと違い、ベルクロでぎゅっと締められ、特に年配の方や手や体が不自由な方は片手で調整できるベルクロの方が助かるのだろう。また太っている方もベルクロで調節できるので、幅広く使える。ただ底はそれほど凝ったものではなく、歩くと衝撃をあまり拾ってくれないかもしれない。また革製なので、硬く、足になじむにはもう少し時間がかかる。靴幅が4Eで、ゆったり履け、全く圧迫されることがなく全体的にはいいスニーカーである。
ベルクロのスニーカーと言えば、僕たちの世代はアシックス・リンバーのマジックテープのものか、アディダス・スタンスミスを思い浮かべる。前者は高校の時に履いたが、サッカー部でスパイクに疲れた足を休むために役立った。もちろんこのスニーカーではランニングやサッカーの練習には向いていない。スタンスミスのベンクロも昔、買った記憶があるが、あまり印象はない。靴幅が狭く、少し皮が延びるまで時間がかかった。
こうしたベルクロの靴は、老人にとっては、近所の散歩には向いており、また老人の足の形態はかなり違いがあるため、実際に靴屋でサイズを合わせる必要があり、ニューバランスジャパンでもこうした靴を是非扱ってほしいし、その場合はサイズも十分に用意してほしい。少なくともニューバランスの直営店では、アメリカでこれだけ売れている商品は全サイズ売ってほしいものである。
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