2010年3月5日金曜日
弘前のお土産
弘前のお土産というと、色々あるが、私の気に入っているのはコレ。
リンゴ関係では板柳の完熟アップルジャムとラグノオのりんごスティック。ジャムはちょっと高いけれど、食パンにバターを塗ってたっぷりこのジャムをつけると最高です。紅玉の赤ラベルは高すぎて人には送りますが、食べたことはありません。どんな味かな。りんごスティックは、ごく一般的なリンゴパイですが、柔らかく食べやすいのが、うちの母や年配の方に喜ばれます。市内のあちこちで売っています。
小山のせんべいは、お城そばや青森駅構内でも売っていますが、素朴な味で、置いておくといつの間にかなくなってしまいます。とくに気にいっているのは、アーモンドとまめ、この2種類はせんべい自体の甘みと木の実の味が混じり合って、緑茶とはよく合います。焼きたてがおいしいです。
青森の酒と言えば、田酒が有名ですが、弘前の三浦酒造の豊盃もなかなかのものです。日本酒の会の会員としてここ10年くらい、数百本の日本酒を飲んでいますが、星4つくらいはいつもついており、弘前の酒としては十分におすすめできます。味は十四代、磯自慢系の今売れている酒系ですが、コストパーフォーマンスは高いと思います。大吟醸でなくとも純米吟醸で十分です。司馬遼太郎賞をとった宮本輝の「骸骨ビルの庭」でも、この酒が登場し、「酒屋の立ち呑み台で酒を飲む。主人の勧めで、弘前の地酒「豊盃」を二杯。まろやかでうまい」と書かれています。小説で固有名詞がでることは普通少なく、宮本さんもこの酒が好きなのでしょう。市内のデパートや酒屋さんで売っています。よく冷やしてお飲みください。
後は、お土産ではありませんが、土手町にある黄金焼(白あんの小判焼)は一個50円と安く、地元のひとはそれこそ20,30個と注文するほど、親しまれています。普通の味ですが、かえって素朴な味でおやつにはいいものです。創業125年という老舗ですが、全くそんな雰囲気はなく、おばちゃんは愛想もなく、ひたすら黄金焼を焼いています。京都などでは創業125年と言うと、いかにも老舗という感じで格好をつけたがりますが、ここは街のお菓子に徹しているところが逆に潔いと思います。
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