2011年6月10日金曜日

弘前観光へのアイデア

 本日、山田兄弟の記事が地元の東奥日報に載りました。思った以上に大きな紙面を割いていただき感謝しています。ただ山田純三郎の写真は別人のものが載っていましたので、担当の記者に連絡し、明日の新聞には訂正が載ると思います。こういった形であれ、辛亥革命100周年の年に記事が載ったことはそれだけでも意義があったと思います。同時に折角のチャンスですから、今後の中国、台湾との友好関係のきっかけになれば、さらにうれしく思います。

 三村県知事、葛西市長と続いて、台湾の大使館にあたる台北駐日経済文化代表処を訪れ、りんごの原発風評の件に関して代表と協議したようですが、早速その成果が実り、青森県が退避勧告地域から解除され、今後の観光客の回復が期待できそうです。その際も山田兄弟に関する話にも触れられたと思います。両国を結ぶ共通の話題があることは、こういった会談をする上でも有効に作用することでしょう。

 台湾、中国から莫大な義援金をいただいています。これはいつか恩返ししなければいけませんが、その端緒として青森産りんごをきちんと放射能測定をし、安全を保証し、格安、無料で輸出してはどうであろうか。台湾、中国では青森産りんごはおいしく人気がありますが、値段は非常に高く、庶民にはなかなか買えないものです。それを格安で販売することは、ブランド戦略からはマイナスとなるかもしれないが、恩返しという点からはやってみる価値はあると思います。おいしい青森産リンゴを広めるきっかけにもなりますし、認知度を高めることにも繋がります。

 みなさんは、あまり見たことはないと思いますが、弘前観光コンベンション協会で作っているDVD「弘前感交劇場」はよく出来た観光案内となっています。春から夏、秋から冬へと弘前の魅了をコンパクトにまとめたもので、製作には金を結構かかっていますが、あまり使われていないようです。雪、城、桜、温泉、祭りと台湾、中国からの観光客からも十分に魅力的なものが詰まっています。少なくともyou-tubeくらいに流し、世界中の人々が見れるようにしてほしいと思います。中国語と英語で解説するには、留学生や在住の中国人に協力を頼めばそれほど費用はかかりません。立派なものを作ってもそれをうまく活用しなければ意味はありません。

 弘前観光ボランティアガイドでは、種々のコースを少人数観光客にきめ細かく案内していますが、今度市販されそうな「新弘前人物志」や、さきの「弘前感交劇場」DVDを観光客におみやげで渡したり、私の明治2年弘前絵図などをI-Padに入力しており、それを使って昔の弘前と現在の場所を比較説明することも、いいのではないでしょうか。さらに主立った観光地には案内板を設置してほしいものです。今時はQRコード利用すれば、音声、動画も見ることができます。さらにいつも思うのですが、ホテルや旅行会社はねぷたの観光客参加を積極的に進めているのでしょうか。弘前のねぷたは地区ごとで参加しており、ホテルや旅行会社に勤めている社員も地元のねぷたはあるはずです。県外から来た観光客の参加をいやがる団体はほとんどないと思います。ゆかたと草履を貸し出し、指定の集合場所に案内し、実際にねぷた運行に参加し、小屋での慰労会に参加すれば、本当に感激すると思いますし、そういった機会に地元の人と知り合いになることは思い出になります。見学をいいのですが、是非参加すればまた違った体験になると思います。

 昔、高校生の時に夏休みが終わった9月の始めに奄美大島にひとりで旅行に行きましたが、ちょうど盆踊りをしていました。さすが奄美大島と思ったのは、歌が全く違い、踊りも違います。飛び入り参加し、地元のひとと三沢あけみの「島のブルース」を歌い、踊ったことは今でもくっきりと記憶に残っています。祭りは見るものではなく、参加してこそ、その楽しみが実感できます。

 動画は奄美大島の8月踊りです。私が行った40年前はもっと素朴で、普通の広場でやっていたと思います。

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