2015年7月14日火曜日

外国人から見た青森の観光地

 ミシュランガイドは、レストランのランクつけで有名ですが、観光客に行ってほしい観光地のランクつけをしている“シュラングリーンガイド”というのがあります。独自の調査で、特にお勧めしたい場所を三ツ星から一つ星までの星の数で示しています。
その2015年版の東北エリアをみていると、青森県では弘前が★、弘前城が★、藤田記念庭園が★、禅林街が★、栄螺堂が★、長勝寺が★、長勝寺山門が★★、仲町が★、旧岩田家住宅が★、石場家住宅が★、弘前ねぶた村が★、十和田八幡平国立公園が★、奥入瀬渓流が★★、十和田湖が★、白神山地が★★です。三内丸山や恐山などの青森県内の他の観光地は紹介されていません。ちなみに東北で★★★は、山形羽黒山の杉並木、中尊寺金色堂、松島、瑞巌寺、仙台周辺となっています。北海道では札幌雪祭り、北大植物園民俗学短編映画、知床国立公園、函館山眺望、摩周湖、阿寒湖と、さすがに三ツ星は少ないようです。

 アメリカ人を中心に人気のあるガイドブックにLonely Planet Japan がありますが、その青森県の観光地として紹介されているのが、恐山、三内丸山、弘前公園、青森アートミュージアム、長勝寺、八甲田ロープウエイ、弘前城、りんご公園、藤田記念庭園、棟方志功記念館などです。弘前のレストランとしては、レストラン山崎、がだれ横町、カレーハウス芳柳、中華料理の来来軒、ショップでは津軽塗の田中屋、土手町のコリーナ.コリーナー、エンターテインメントとしては津軽三味線の山唄、大町のRobbin’s Nestが紹介されています。レストラン山崎、がだれ横町、田中屋は知っていますが、他の店については地元の人にもあまり知られていません。一度、暇な時に行ってみようと思います。ついでにいうと、青森市のレストランは、アウガにある新鮮市場、本町の中華料理の重慶、ワラッセ近くの郷土料理の甚太古(じんたこ)、Aファクトリーが載っています。恐山では、レストランとして、どういう訳か民宿海峡荘があげられています。

 またインターネット上の観光地案内で有名な“Japan-guide.com”では、弘前の見所として、第一位は弘前城★、二位はねぷた村、三位は藤田庭園、四位は武家屋敷、五位は大手門広場となっています。下北では、一位が恐山で★★★となっています。二位は薬研温泉、三位は大間岬となっています。恐山は弘前城より人気スポットとなっています。十和田は、一位が奥入瀬渓流★、二位は十和田湖★、三位は八甲田山★、四位は十和田現代美術館★、五位はキリストの墓という意外なものが入っています。白神山地となっているせいか、かなり詳しい解説が載っています。非常に注目されています。青森市は、一位がねぶた祭りで★★となっており、二位は古川魚市場★、三位は三内丸山、四位はアウガ魚市場、五位は青森アートミュージアム、五位はねぶたワラッセ、六位は八甲田丸となっています。この中で、注目すべき場所は、下北の恐山、十和田の奥入瀬、白神山地でしょう。ありきたりの博物館や観光地よりは自然の風景を見てみたいという外国人観光客の要求の現れでしょう。


 観光客の多い、中国のガイドブック、HPについては、今回調べていませんが、日本人の観光ガイドとは違う、外国人向けのガイドはひと味違ったものが紹介されていて面白く思いました。白神山地、奥入瀬、恐山などは、自然という切り口から見て、もっと宣伝、アクセス、例えば、外国人観光客向けの英語解説付きの小型バスツアーなど、企画してもいいように思えますし、津軽塗、ブナコなどの体験コース、地吹雪ツアーもいいでしょう。夏はねぷたの季節です。見るのもいいのですが、浴衣を来て、実際に参加した方がよほど思い出になります。ホテル、旅館などは、宿泊客に有料で浴衣や草履を貸し出して、積極的に自由参加してもらったらどうでしょうか。

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