2017年6月12日月曜日

台湾旅行

忠烈祠にある山田良政の説明

台湾の矯正歯科医院

 青森空港発台湾というツアーがあったので、68日から11日まで34日で台湾に行ってきました。以前から台湾に行きたいと思っていましたが、なかなかチャンスがなく行けませんでした。今回、新聞広告で、青森空港からのチャーター便で台湾に行くツアーがあるのを知り、夫婦で参加することにしました。海外旅行は15年ぶりなので、新たにパスポートもとりました。

 青森空港から約4時間で台北の桃園国際空港に着き、そのままバスで士林夜市に向かいました。平日でしたが、びっくりするほど人が多く、いきなり台湾の活気に触れた想いがしました。ホテルはアメリカ系のグランドハイアット台北で、部屋はまあまあでしたが、サービースは最近の高級ホテルに比べるとやや劣る感じがしました。例えば、浴槽にシャワーがなく、シャワー室にしかないばかりか、上からかってに水がでてきて調整が難しい。さらに部屋にテッシュかなく、また日本語のできるスタッフが少ないようです。知人に部屋から電話しようと受付で、外線の掛け方を聞くと“4”を回してから電話番号をと英語で言われたので、部屋に入ってすぐに“4”を回した電話すると、交換に繋がります。英語の応対でフロントの対応を交換手にしゃべると9“を廻すように言われました。電話すると外線に繋がり、フロントの説明が間違っていたようです。

 次の日は朝早くから、中正紀念堂、忠烈祠、龍山寺、101ビル、故宮博物館などの市内観光です。ご多分に漏れず、免税店などのショッピングにかなり時間をとられます。ガイドさんには悪いが、ほとんど買いません。台湾には25年保前に行ったことがありますが、故宮博物館で王羲之や蘇軾の書をもう一度みたいと願っていましたが、ありませんでした。忠烈祠には山田良政が祭られていると聞いていましたので、探しましたが、碑はなく、解説文のみがありました。ここで祭られている唯一の日本人でうれしいことです。国父紀念館も見ましたが、ここでの孫文展示室には弘前出身の藤田謙一と孫文の集合写真がビデオで流されていました。

 3日目は友人で台北の矯正歯科医として勤務している先生の案内で、診療オフィース、黄金博物館、九份などを案内してもらいました。彼は矯正専門オフィースを開業していましたが、診療所を閉鎖して友人のオフィースで週に3日働いています、セミリタイアの型式です。そこでは自分を指名する患者を治療し、治療費は最初に基本治療を払い、その後は治療終了まで例えば20回、毎月1万円ずつ払いようです。その金額の60%を毎日、現金でもらうようです。いかにも台湾のやり方です。25年前に台湾に行った時もこの先生にお世話になり、今回もまたお世話になりっぱなしです。ありがたいことです。

 台湾語について面白い話を聞きました。台湾語は文字がない言葉なのですが、日常語はこの台湾語に中国語を少し混ぜて使っているようです、25年前はすべてのテレビ番組は政府の方針で中国語でしたが、台湾の自主性の高まりと共に、最初は一部のニュース、番組で台湾語が使われるようになり、今ではすべてのテレビ番組が台湾語だそうです。また最近では小中高校の修学旅行に日本に行くことが多く、ほとんどの台湾人は、一度は日本に行ったことがあり、何回も行くのが普通ということでした。日本人も台湾に行くことが多いのですが、人口が1/4の台湾の方が日本に来ているようです。そのため、25年前に比べて日本料理のお店が随分増えました。

 6月は台湾も梅雨の時期ですが、今回の度は雨にもならず、いい旅でした。


3 件のコメント:

橋詰義幸 さんのコメント...

今晩は 広瀬先生が,昨年書かれた「子どもの歯科矯正治療を健康保険の適用に」を拝読し、大変共感を覚えました。 ▽現在、私も参加する「保険でより良い歯科医療を」愛知連絡会では「いつでも、どこでも、だれでも、お金の心配せずに歯科治療を」受けられるようお運動しており、その一環として「保険でよい歯科医療の実現を求める」請願署名に取り組んでいます。その署名の趣旨の中で、お母さんたちの声を受け「学校歯科健診の項目に入っている歯並びにかかわる矯正治療に保険適用を」と訴えています。 ▽先生のブログを拝読し、小児・学童期の早期矯正治療の意義、財源問題、英・北欧での保険適用基準など運動の励みとなりました。ありがとうございます。
できましたら、財源論、保険適用不正咬合等診断ガイドラインの考え方、矯正専門医の役割、小児歯科医・一般歯科医の役割等詳しくご教示願えたら幸いです。 ▽みなと歯科診療所 橋詰義幸

広瀬寿秀 さんのコメント...

この問題に関しては、コメントでお答えできませんので、いずれブログの方で取り上げます。
ただ小児の齲蝕が激減した現状では、被保険者からすれば歯科に対する保険料負担は意義が少ないと思われますし、また厚労省からみれば、歯科の医療費削減に繋がる可能性があります。特に若い世代にすれば、保険費を払っていても、子供が歯科医院に行くことはなく、もったいないと思うかもしれません。先日、学校健診に行きましたが、全校生(200人くらい)で要処置歯が数本に対して、要矯正治療は二十人以上いました。今や学校健診の主体が不正咬合の時代になったかもしれません。学校健診のやり方(処置歯もチェックすべきか)も含めて再検討すべきなのかもしれません。

広瀬寿秀 さんのコメント...

新しいブログに少しまとめましたので、お読みください。これはきちんとした手法で政治に方に持ち込めば、十分に導入可能でしょう。これまでの流れた理由は、きちんとした報告書がなかったこと、歯科医師会が積極的でなかったことが挙げられます。私も市、県の歯科医師会でも働きかけましたが、あまり反応はありません。むしろ国民あるいは教員(養護教員)から要望が出た方が通りやすい事案です。口蓋裂患者の矯正治療が保険適用になった直接な原因は、該当患者が自殺した事件があり、これをきっかけに母親の会が陳情し、国会でも取り上げられ、適用となりました。国会で取り上げられ、マスコミで取り上げられれば、しめたものです。その導入としては、反対咬合が最もよいと思います。