2024年12月5日木曜日

ヤコブセンのオイルランタン、インガー・パーソンのティポット

 





スウェーデンのMother Swedenという主として北欧陶器を扱うネットショップをよく利用する。これまで4回ほど利用したが、期待通りの良品が届けられ、満足している。ただスウェーデンからの発送のために3ヶ月くらい、忘れた頃に届く。ところが今回は11/24に注文して、12/4に届いた。ちょうど10日である。送料は3500円なので、急行便ではないが、早い。国際書留便だそうだ。

 

娘にやろうという口実で、以前から北欧陶器を買っているが、実際、二人の娘はそれほど欲しがっているようでもない。歳をとるとそろそろ断捨離も考えなくてはいけず、少しずつ整理しているが、それでも欲しいものが出てくる。今回は、Mother Swedenのネットを見ていると、ヤコブセンのオイルランプ、30000円のが、半額の15000円で売っていた。以前からオイルランプには憧れがあり、ゆらゆらした炎を見ると落ち着くなあと考えていたが、どうもキャンプをするわけでなく、屋内用のおしゃれなものを探していた。ヤコブセン、いいなあと思った。

 

ヤコブセンというと、デンマークのデザイナーのArne Jacobsenの名を浮かべる人が多いと思う。私も最初見た時、アルネ・ヤコブセンはこんなオイルランタンのデザインもしていたのかと思ったが、実はこのオイルランタンは、スウェーデンのHans agne Jakobssonのデザインしたものであった。彼は、照明デザイナーで、北欧産のパイン材を使った照明器具は日本でも人気がある。

 

少しオイルは入っている真鍮の容器が汚れているが、通常3-5万円くらいするので、安いと思う。せっかくスウェーデンまで注文するなら、送料は同じなので、他にも何かいいのがないかと探すと、インガー・パーソンのティーポットが9000円だった。小さなサイズのものはよくあるが、大きなサイズのものは珍しい。通常、これも3万円くらいするのでお買い得である。オイルランタンと一緒に注文した。

 

本日、届けられ、ティーポットはほぼ新品で、使われた形跡はない。日本茶のポットで言えば、5杯分くらいの大きさである。こうしたポットは日常的に使っていった方がいいのかもしれない。オイルランタンは火を使うので、屋内で使うのはちょっと怖い。そこでアマゾンで超小型のRED電球を3つ注文した。ランプの真ん中にあるガラス筒の中に入れれば、REDランプになると考えたからである。同時に、オイルとチャッカーも注文して、怖いが外でランタンに火をつけてみたい。

 

どうも大阪人は、安くなると一気に購買欲が出る本性があるようで、オイルランタンも半額でなければ購入しなかっただろう。こうして荷物は増えていくのだが、やめられない。ただデザイナーものは丁寧に使えば、欲しがる人がいて、ゴミにはならないと信じている。それにしても中古家具、あるは中古雑貨、陶器を扱うお店は大変である。以前は、スウェーデンのネットショップに日本語でオーダーでき、10日で着くなんてありえなかった。日本の業者はわざわざ北欧に行き、あちらのショップに行って商品を仕入れ、コンテナ船便で日本に送る。2、3ヶ月はかかるだろう。商品を購入してもすぐに売れるものではないため、仕入れ値の少なくと2、3倍の価格をつけなくてはいけないが、あまり仕入れ値が高いと、売れない。どれだけ安く、売れそうなものを仕入れるかにかかっている。ところが最近では、このMother Sweden以外にも日本語で注文できる海外のネットショップがあり、E-bayなどでも買える。そうかといって実店舗で商品を見てもらってから買ってもらうためには、上客が多い、いい場所で店を日本にもつ必要があり、家賃も高い。逆にこれだけ円安であれば、日本の陶器や雑貨などを英語、フランス語、ドイツ語で、ネットで欧米で売れば、そこそこ儲かるかもしれない。古伊万里の200年以上前にものでも、100ドルでは売れるだろう。23千円で仕入れれば、儲けが出る。


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