2024年12月22日日曜日

プラモデル 90式艦上戦闘機

 




本当に久しぶりにプロモデルを作った。最後に作ったのは確かタミヤから出ていたイギリス機、ソードフィシュを買った時だから2007年、17年前となる。このプラモデルも途中から作らなくなり、娘が通っていた和徳小学校のバザーに提供したため、最後まで作っていない。

 

以前にも紹介したが、矯正用のワイヤーを使ってミニチュア自転車を作ったが、その際に、飾りとして1/24のタミヤの「キャンパスフレンズセット」を購入した。これは製作というよりは塗装が中心のもので本格的なプラモデルとは言えない。ただその際に多くの塗装を買ったので、一度使うだけではもったいないと思い、近所の萬屋に行くと、古いプラモデルが安く売っていた。ファインモールドの90式艦上戦闘機で、ややマニアックなものである。確か1000円くらいであったと思う。複葉機で、これは厄介たが、これくらいは作れるかと思い、診療所の片隅に置いて少しずつ作っていった。これが今年の3月。

複葉機を作ったのは中学生以来で、当時の苦々しい記憶が蘇る。上下翼の固定が難しく、また張り線が面倒である。実際に作ってみると、上下の翼を支える4つの翼柱が微妙に合わず、瞬間接着剤を使ってもうまく固定できない。結局、一本の柱の長さが足らずパテで延長して固定した。さらに中学生の頃の作った時は、母親の裁縫箱から黒の絹糸を取り出し、ピンバイスで穴を開けて、そこに糸を通して固定したが、これがなかなか引っ付かず、結局、接着剤だらけで完成した。その後、プラモデル雑誌だけは作らなくても買っていたので、そこに小さな金属製フックをでつけると簡単に張り線ができると書いてあったのを思い出した。ワイヤでフックを作るのはお手のものなので、0.4mm線で10本くらいフックをこしらえ、機体、翼の必要箇所につけていった。さらにホワイトメタル製の機銃があるはずだが、どこを探してもない。仕方なく0.5mm0.4mmの矯正用ワイヤーをろう着して自作した。

 

塗装、汚しも終わり、ようやく張り線に挑戦したが、ここで老眼の問題、前後の距離感がわかりにくい、小さな穴に糸を通し、それを結んでいくのであるが、1mm以内の距離感が掴めない。それでもなんとか30分ほどで完成し、瞬間接着剤で固定し完成した。

写真を撮ると、なんだかこの張り線用のフックがひどく大きい。1mm径の穴を持つフックでも、1/72サイズなので、大きさは72mmとなる。こんな大きな固定具はない。これが1/48なら48mm1/32なら32mmとなり、それほど違和感はない。やはり1/72では大きすぎる。さらに2mm径のフックもあり、不自然である。少なくと1/72のフックを使った張り線は、やめた方が良い。

 

Wikipedeaに載っている90式艦上戦闘機の写真をみると、どこかの草原の基地に機体が置かれている。下は芝生のような場所なので、一応、ジオラマ風に仕上げようと、100均でそれっぽいものを買ってきた、少し着色し、プラスティック板に糊付けし、さらに割り箸で作った留め具をつけた。

 

結局、1000円で買ったのに、新たな塗装、張り線、接着剤などでかなりの出費となってしまった。ICMというウクライナの会社の作った1/72の最後の複葉機、95式戦闘機、が990円という安値でアマゾンで売っていたので買ってしまった。コメントを読むと初心者が作るには難しいキットと紹介されており、またまた完成には期間がかかるだろう。矯正治療という細かな治療の合間に張り線作業をしているのを従業員は呆れた目で見ている。老後はプラモデルでも作ろうと思うが、最近のプラモデルはすごく高いし、エッチングパーツをつける作業は年寄りには向いていない。






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