年末の12月30日から31日にかけて、青森県浅虫温泉に出かけた。昨年は大鰐温泉、一昨年は尾上のアップルランド、その前は鯵ヶ沢のホテルグランメールと最近は近場の温泉街を一泊で出かけている。
今回は、浅虫温泉でも料理のうまいと定評のある割烹旅館さつきに泊まった。8部屋しかない小さな旅館だが、いきとどいたサービスと料理は、うれしかった。最近は、夕食、朝食を部屋ではなく、食堂で食べるシステムが多いが、ここでは仲居さんが夕食、朝食を部屋に運んでくれて給仕してくれる。昔はこういった旅館が多かったが、今の時代ではかえって新鮮な気がした。料理は申し分ないが、関西人の私にはやや味付けが濃かった。ただウニ、刺身、カニ、あわびなど魚介類は絶品で、本当にうまかった。さらに朝食は、夕食に負けないくらい、ボリュームがあり、うまい。久しぶりにこんなに多く食べた。
温泉は、やや塩分のある透明な湯であるが、発汗作用が強く、入浴して1時間しても汗が次から次へと出てきてまいった。こじんまりしたいい温泉であった。部屋は少し古いが、それでも隅々まできちんとした清掃とおもてなしの工夫がされていて好感がもたれた。完全に日本旅館を堪能したいひとには、いい旅館で勧められる。料金は税、サービス、追加の酒込みで一人2万円弱であった。
翌日は、浅虫水族館に行った。すごい風と寒さで、体が飛ばされそうになるくらいの強風であった。新しく買ったペンフィールドのダウンパーカの性能を知るにはもってこいの気象である。ジッパーを完全に上まで持ち上げ、フードをかぶり、強風に立ち向かう。ファッション性を重視したものでは、すぐにフードが飛ばされるが、このペンフィールドのダースビルジャケット(Dyersville jacket)は、フードの部分にもワイヤーにより補強され、完全に風が入らない構造になっていて、本格的である。今、Amazonでは45000円の半額で買えるので、機能を考えるとお得である。ただボタンが木製の棒でこれをポケットの孔に入れる構造となっているが、これは面倒である。通常のホックで良かったのであろう。ナイロンシェルのダウンは軽いが、こういった寒くて強風の場合は、ナイロンよりはゴアテックスや、60/40や70/30の方が風を通さないないため良い。浅虫水族館の目玉はイルカショーでこれは子供向けとは馬鹿にできず、けっこう面白いし、かわいい。子供連れのお客さんが多かったが、何もデズニーランドだけが娯楽ではなく、こういったそこそこの規模の観光施設も私自身は好きで、仙台の八木山動物園、鹿児島の平川動物園、与次郎ジャングルパーク、宮崎のこどものくに、関西では阪神パークや王子動物園も好きである。何度行っても、落ち着くからであるし、子供もそうであろう。
青森は温泉王国で、まだまだ近場にいい温泉街があるので、温泉泊まりも当分やめられそうにない。
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