2013年1月9日水曜日

弘前の冬の楽しみ


 かれこれ10年以上、英語の勉強会をしている。といってもただの飲み会のため、ほとんど英語力の進歩はないが。今日は今年初めての集まりで、年末年始、どこに行ったかを報告しあった。

 私は、ブログでも述べたように年末、浅虫温泉の割烹旅館「さつき」に行ってきたが、友人の一人も偶然ではあるが、昨年の夏にここを訪れたようで、旅館で飼っている猫に興味を持ったようだ。料理がうまい点では意見が一致した。

 他の先生は、嶽温泉の「山のホテル」で泊まった。年末でひどい吹雪で行くのが大変だったようだが、料理はまあまあと言っていた。もう一人の先生は、平賀の「南田温泉アップルランド」に家族で行ってきたようで、一人1万円で料理もうまく、部屋もきれいで、非常に満足したようだ。ここは二度ほど泊まったことがあるが、泉質の若干違う二つの温泉があり、気軽な温泉である。名前は野暮ったいが、それでもいい温泉である。さらにもう一人の先生は、大鰐温泉の「不二やホテル」に行ってきたようだ。温泉、料理ともまあまとのことであった。

 こうして見ると、4人の先生、みんなが年末年始、どこかの温泉に行ったことになる。青森の暮らしてみると、温泉が近くにあるため、本当に手軽に温泉旅行に行ける。上で紹介した温泉でも、浅虫温泉は遠くて弘前から1時間半かかるが、嶽温泉は車で30分くらい、大鰐温泉、南田温泉も20分くらいで行ける。費用も大体1万円から2万円で2食付きと考えるとそれほど高いものではない。また温泉の泉質自体も場所により違い、色々なタイプの温泉を楽しめる。もっと安い温泉を探せば、それこそ2食付きで6000円くらいのところもあり、2、3か月に一度、温泉の泊まりに行くことは庶民にとっても決して贅沢ではない。

 さらに日帰りの温泉として好きなのは、大鰐温泉の鰐カムという町営の温泉で、施設も充実している。弘南電鉄のさっパスという券を使えば、往復運賃に入浴料、さらに200円のお買い物券がついて1000円という安さ。家から歩いて10分のところに中央弘前駅があるので、そこから30分電車に乗って大鰐駅に、歩いて5分で鰐カム到着となる。温泉に浸かり、休憩室で少し昼寝して、ビールとラーメンを食って、買い物券で買い物をする。2000円くらいで半日は過ごすことはでき、楽しい。休みの木曜日に行くが、いつも空いている。

 こういう贅沢は東京ではなかなかできないことであろう。アメリカ人の英語講師は、温泉は2泊すべきで、最初の日の3時ころにチェックインし、風呂、夕食、風呂と進み、翌日は風呂、朝食後に近所を散策したり、部屋で本を読んだりし、そして風呂、夕食と進むと非常にリラックスできると言っていた。確かに近場でももう一日余分におれば、よりリラックスできるであろう。例えば、大鰐など何もなさそうだが、それでも何度か行くと、面白いところが発見でき、昭和30年代で時間が止まった町として魅力がある。今度は十和田など近場も一度2泊して行ってこよう。ただ冬だけは外に出るのが厳しく、それ以外の季節となろう。

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