2015年9月8日火曜日

ラグビーワールドカップ2015




 いよいよラグビーワールカップ2015がイギリスで開幕する。次回の大会が日本で行われるだけに、日本代表もベスト8の目標を立て、懸命に強化してきた。その結果、これまでの日本ラグビー史上で最も強いチームになり、現在ランキングは14位であるが、9位になったこともあり、全くベスト8というのは夢物語ではない。ラグビーというスポーツはサッカーと違い、あまり番狂わせのない種目ではあり、日本がニュージランドや南アフリカに勝つことはまずないが、それでも多少の実力差は試合によってなくなる。

 組み合わせをみると、対戦相手は、南アフリカ、スコットランド、サモア、アメリカで、それぞれランキングが、4位、10位、11位、16位と、南アフリカを除くと、それほど大きな差はなく、31敗でベスト8になる可能性もあるが、全敗の可能性もある。ただ今回のチームはこれまでのワールドカップに出場したチームよりは可能性は高い。何しろワールドカップの成績といえば1勝21敗2引き分けという惨憺たる結果で、グループでのカモであった。

 伯父さんが四国、関西のラグビー界では知られた存在で、その長男、私の従兄も同志社大学、近鉄という昔のラグビーのエリートコースを進み、日本代表にも何度かなっている。チームメートには快速、坂田、日本人ばなれした体力の小笠原などがいて、しょっちゅう伯母の家に遊びに来ていた。部屋に赤と白の日本代表のジャージが飾っていた。そうした関係もあり、花園ラグビー場には小中学生の頃に2度ほど行ったことがある。一試合は実業団の試合でもう一つは国際試合であった。当時の国際試合といってもオックフォード大学選抜など大学選抜と戦うのが精一杯であり、外国人との体格の差を歴然としており、一方的な展開となる試合が多かった。

 国内では、明治大学や新日鉄釜石などの活躍で、ラグビーもそこそこの人気があったものの、サッカーとは違い、代表チームの活躍は少なく、メジャーな人気とはならなかった。その後、ラグビーもプロ化の方向に進み、日本代表にも外国人選手が加わるようになり、スクラム、モールなどフォワードも強くなってきた。現在の日本代表メンバー31名のうち、外国人選手(帰化した人も含む)は10名、フォワードでは17名中の7名と完全に世界仕様となっており、体格的にも見劣りはない。ラグビーでは、日本で3年以上居住したなら、日本国籍がなくても代表になれる。ここがサッカーと違う点で、サッカーでも5年以上の居住と帰化が必要となる、さらに他国で代表に一度でもなった選手は代表にはなれない。オール日本人という純血主義もいいが、こうした混血チームが活躍するのもこれからの日本のあり方かもしれない。


 サッカー日本代表の試合は思い入れが強すぎて、まともに見れず、攻められるとチャンネルを替えることを繰り返しているため、満足に見たことはないが、ラグビーのワールドカップはそうした思い入れもないため、じっくりと鑑賞したい。がんばれ日本!

動画が上は1983年、下は2013年のの日本対ウェールズ戦だが、日本の力がわかる。

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