2016年1月14日木曜日

ブラックコーヒーとワイシャツ





 最近、知人のアメリカ人に聞いてわかったこと

1.      アメリカ人はコーヒーをブラックで飲む
 お恥ずかしい話であるが、私は60歳になって、未だにブラックコーヒは苦手である。コーヒーで有名な喫茶店に入っても、最初の一口はブラックで飲むが、どうもそれ以上はだめで、ミルクと砂糖を入れてしまう。コーヒー通に言わせると、おいしいコーヒーにミルクや砂糖を入れるのは、日本茶にそうするのと同じだと詰られる。好みとしては、少し濃いめのコーヒーに角砂糖1個とミルクを大目に入れるのが好きで、弘前ではかくみ小路の“万茶ン”のコーヒーが好きである。朝は必ず大きめのマグカップでインスタントコーヒーを飲むのがここ十年に日課である。

 先日、アメリカの知人にコーヒーの話を聞いた。私のイメージのアメリカ人は、まずいコーヒーを大量に作り、それをお茶代わりに何杯も飲むという感じである。西部劇でもこうしたシーンは多い。ミルク、砂糖を入れるという柔なイメージは少ない。ところが最近のアメリカ人は、スターバックなどのコーヒー店の影響から、ブラックで飲む人は少なくなってきている。ラテやキャラメルなどの商品に人気があり、一杯700円と、日本以上に高いため、さらにシロップや砂糖をたっぷりいれて飲むのは一般的である。へえという感じだが、そういえば、昔はアメリカ人にとって日本の缶コーヒーは甘くて飲めたものではないという評価であったが、最近のAmazon(USA)をみても日本のUCC缶コーヒーの平均評価は33名で4.5と高い。ちなみに最も評価が高く、評価者の多いのは“Illy issimo “という缶コーヒーで1389名の評価者で、4.5の評価である。エスプレッソコーヒーで、甘くてクリーミーなもので日本でも販売している。

 アメリカでは、こうした砂糖が多く入った飲料が好まれる一方、インテリを中心として健康嗜好の人々からは日本茶も人気がある。一番人気は、伊藤園のおーいお茶”で、評価者数444で、評価は4.5である。昔はコーヒーくらい家庭で作っていたが、最近ではコーヒーショップで買って、飲むようになり、それが高いため、よりゴージャスに砂糖、ミルクをたっぷり入れて飲むようになったのだろう。確かに日本でも昔はほとんどの家では、急須で日本茶を入れていたが、最近の若者はペットボトルのお茶で済ますようだ。

2.      アメリカ製ズボンのチャックの位置が高い
 アメリカ製のズボンを買うと、チャックの一番下の位置が異常に高いことがある。男性の場合、ズボンのチャックを一番下まで下げ、ペニスを出して小便をするが、チャックの位置が高いと、尿道を下から押さえるため、小便後に再びペニスをしまう時に、尿の一部が残っていて、パンツに漏らしてしまうことがある。これは多くの男性が経験することである。そのため、こうしたチャックの位置が高いズボンの場合、ベルトをゆるめ、ズボン自体を下に下げて小便をする必要がある。実に不便である。こうした変な作りのズボンは外国製が多いため、アメリカ人にペニスの位置が日本人より高いから、こうしたズボンを作るのかと聞いたところ、そうしたことは一切なく、こうしたズボンはアメリカ人も困っていると言う。ただ最近は便所を汚すと奥さんに叱られるため、子供のころから女性のように座って小便をするようにしつけられているので、それほど不便はない人も多いと。そうかあ、アメリカでは座ってする人も多いので問題となっていないのか。さらに聞くと、昔々のアメリカ人は下着を履くのを面倒がり、ワイシャツはものすごく裾が長く、前見ごろの一番下にはボタンがあり、逆にうしろには穴があってワイシャツの前と後ろで股間を包むというのだ。確かにブルックスブラザースなどのアメリカ製のワイシャツは日本製に比べて丈がばかみたいに長いのはこうした習慣が残ったものだろう。調べるとブリーフやトランクスなどの下着が登場したのは1930年代になってからで、それまでは丈の長いシャツを着て、その前と後ろでお尻と股間を包んだ。

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