赤いのがサーモス山用ボトル
どうも昔から「世界最高性能」、「南極観測隊御用達」、「エベレスト登山隊使用」といったキャッチフレーズに弱い。日常生活を送るのに、こんな高性能も必要ないのだが、実際に使うとどんなにいいのかとつい考えてしまい、買ってしまう。最近では、ネット上に商品評価やコメントがいっぱいあって、それを参考にすることも多いし、自分が使っていて便利なものは投稿したりしている。
今回、買ったのは魔法瓶で、アマゾンやネットでの評価は最高で、そのあまりの性能に驚く声が大きい。もちろん魔法瓶など、家族二名しかいないのに、小型のものだけでも4個もあり、実際によほど暑い時に持っていく以外は使うこともない。この魔法瓶はサーモスの山用ボトル(FFX900,FFX500)といい、山登りをする人には必須アイテムとなっている。何でも山に登る前に入れたお湯が登頂後もほとんど冷めず、おいしいカップヌードルが作れた、熱いコーヒが飲めたという声が多い。保温性能が抜群で、なおかつ重量が軽く、持ち運びしやすいという。
私は山登りなどしないので、山頂で暖かいコーヒーを飲もうとは思わないが、朝コンビニでコーヒーを買い、昼休みに診療所で飲みたい思いはある。これまでカンティーンの水筒がヤマダ電機で30%オフで売っていたので、これを使っていたが、どうも重く、保温性能はそれほどではない。不満があった。サーモスの山用ボトルは500mlと900mlの2種類ああり、900mlの方が保温性能が高く、人気があるが、山に登るわけでなく、一人で使うのに900mlはさすがに大きく、500mlのものを購入した。4200円。1500円くらいで結構いい魔法瓶が買えるのに、この値段は高い。
早速、ケトルで沸騰するまでお湯をたき、それを家庭用魔法瓶で一番売れているサーモスステンレスポット1.5Lとこの山用ボトルに入れた。その12時間後、お湯を注いでみるとステンレスポットの方はかなり温くなり、コーヒーを作るのはためらわれる温度であるが、山用ボトルの方は全然、問題ない。さらに24時間後では、ステンレスポットは完全に温くなっているが、山用ボトルはステンレスポットに12時間後と同じくらいであった。多くのコメント通りの結果であった。おそらく冷たいものを入れた時も同様な結果であろう。
ただこの山用ボトルは一般のお店には売っていない。弘前中の主だって店にはないし、先月、大阪に行った時もそごう、阪急、阪神デパートにはないし、東急ハンズにもなかった。おそらく登山店にはあるのだろうが、普通の人が行くようなところにはないようだ。冷たいものは体に悪いと信じきっている中国人は常にポットに各自好みの暖かいものを入れて持ち運んでいるが、この山用ポットなどは最高の贈り物になるし、彼等が観光で行くようなデパートなどには置いていないので、希少価値もあろう。
サーモス社は日本が誇る魔法瓶メーカーで、世界最大の販売、生産量である。サーモスとは英語では魔法瓶のことをさし、もともとドイツのテルモス社に由来する。日本酵素が世界初のステンレス製魔法瓶を開発し、その後、日酸サーモとなり、テルモ社の商標を買い取って、現在のサーモス社となる。同社の最高性能の魔法瓶が山用ボトルであるなら、宣伝はしていないが、おそらくこの山用ボトルは世界最高性能なのだろう。
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