2019年7月7日日曜日

セイコー ダイバーズウォッチ



 ロレックスのデイジャスト2を買ってから四年になるが、この季節、半袖の季節になると、どうしても時計をどこかにぶつけて傷がつく。長袖で時計を覆っていると、ぶつけてガツンと音がしても特に傷がつくこともないが、半袖で直に何かに当たるとすぐに傷がつく。以前、古いロレックスでは壁におもいっきりぶつけて風貌にヒビが入った。修理費が非常に高いので、この季節は気を使う。

 そこで半袖の季節、それも外出時につけて行けるようなサブの時計を探した。もちろん夏というと、ダイバーズウォッチである。もともとロレックスのダイバーズウォッチを好きで、2030年前、デパートに行っては眺めていた。当時は40万円くらいだったか、その頃、そんな金もなく、眺めていただけであった。4年ほど前に突如、ロレックスが欲しくて、いろんなデパートを回ったが、ダイバーズのようなスポーツタイプはほとんどなく、時計店ではノンデイトで確か70万円くらいだった。できれば8%のポイントがつく高島屋で買いたかったので、この時はデイジャスト2にした。その後も、ロレックスの価格は次第に上昇し、今では百万円近くなっている。

 これではサブの時計にならないので、10万円以下で、できれば5万円以下のダイバーズウォッチを探した。オメガやタグホイヤーなどの外国製はすぐに除外され、結論的にはシチズンかセイコーしか残らない。この中で、一番お得感があるのは、セイコープロスペックのダイバーズウォッチSBDC031 SUMOである。キャリパーは6R系(6R15)でまずまずで、この上はグランドセイコーになるが、自動巻のダイバーズはなく、クオーツとスプリングドライブしかなく、値段も予算をはるかに超える。また8系のキャリパーを使った同じプロスペックの02335万円近い。このSUMO6月から新型に変わり、風防がサファイアガラスに、駆動時間も70時間に伸びたが、値段は6万円から一気に85000円に値上がりした。旧型は20%以上値引きしているが、新型は値引きがなく、価格差は1/2近くになる。旧型の方が断然コストパーフォーマンスが高い。

 幸い近所の時計屋に旧型があったので、試しに装着してみると、デイジャスト2よりは若干大きいものの、装着感がよく、かっこいい。ベゼルの動きもいい。製造番号は7N15942017年の11月生産のようだ。時計マニアの中では、6R15搭載の4から6万円台のセイコーの中級時計が最も日本らしい真面目な時計と評価は高く、この時計とこれも廃盤になったアルピニストという時計が中でも評価は高い。おそらくはスイス製の2030万円のモデルに金属加工も含めて匹敵するもので、世界中からスイス時計を駆逐した日本製時計の真価をみるモデルと思われる。

 ついでに古い自動巻の時計を止めたままにしとくのは、何だか死んだようで、嫌な気がしたので、アマゾンでオートワインダーを注文した。6600円と安いが、なかなか高級感がある。古い二台をこれに入れて動かしている。定時で時間精度を調べてみると、ロレックスの1976年のオイスターパーペチュアル、2015年のデイジャスト2、2019年のセイコープロスペックでどれも機械式の自動巻きであるが、結果はどれも日差は数秒であった。素晴らしい。

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