2025年1月7日火曜日

今年の雪は異常である

 





今年の雪は異常である。まだ1月になったばかりだというのに、すでに積雪は1mを超え、町中がスキー場になっている。昨年は雪が比較的に少なかっただけに、今年のこの雪は余計に腹が立つ。

 

私の家は、玄関から門まで30mくらいあるので、朝起きて新聞を取りにいくだけで大変である。パジャマを脱ぎ捨て、下着の上にパタゴニアのキャプリーン・サーマルウエイトという冬用のレイーヤを着込み、さらにR2ジャケット、その上のモンペルのゴアテックスのアウターに、帽子、手袋、そして長靴をはいてドアをあける。玄関入り口の雪を雪用シャベルで片付け、その後、新聞受けのある門までの25mをシャベリングしながら進み、新聞をとってから部屋に戻る。あまりここで頑張らないのは、寝起きの状態での激しい運動は血圧によくないためである。

 

コーヒーを飲みながら、新聞を読み、2030分してから、本格的な除雪作業に入る。まず門のそばに、最近買ったハイガーの電動除雪機にバッテリーを入れて、玄関から門までの雪を左右に飛ばす。乾いた雪で、2030cmくらいならこの作業は楽しい。ただ雪が濡れている重くて、この電動除雪機を押す力が相当必要で、また排出口に雪がつまって、その都度、つまった雪をどけなくてはいけない。玄関から門までの25mの小径の除雪が終わると、次は駐車場の除雪作業となる。車2台分の広さだが、ここも乾いた雪であれば、簡単に終わる。

 

問題はここからで、このシーズンは、ほぼ毎日のように除雪車が硬い雪を家の正面に置いていく。2030cm以上の大きな石ころのような雪の塊がどっと置かれる。これは私の持つ電動除雪機ではお手上げなので、スコップによる手作業となる。スコップで塊を小さくしてから左右に捨てるを、繰り返し、敷地の雪を片付けていく。この作業が本当に疲れる。昔は除雪車の運転手にタバコ代など渡せば、自分の家には置いていかれないと言われていたが、最近ではそんなことも聞かない。隣の家が毎日、家の前に車を止めるために、ここの雪も私の家の前に置かれるのが腹立つ。何度も注意しているが、一向にあらたまず、一度、警察に通報しようかと思ってしまう。冬場は、こうした雪のトラブルが増える。近くの家のおじさんは雪をすてる場所がないので、道をはさんだ向こうの家のコンクリ塀に置いていたが、この住民に注意され、さらに監視カメラを設置されると、監視カメラの死角に捨てるようになった。その後、雪を置かれた家は塀を壊し、駐車場にしたので、流石にここに雪は捨てなくなったが、今度は手押しシャベルで近所の駐車場に捨てている。最近は、この駐車場でも注意されたのか、開き直り、置かれた雪をまた道に戻している。また国道に面している家では、自分のところの雪を国道、といっても3車線、10メートル以上の幅のある中央車線までシャベルで捨てにいく、特攻隊と呼んでいるが、走ってくる車の流れの合間をみてのこの作業は危険極まりない。雪問題は、人間性が露わに出てくる。

 

この作業が朝の6時半から1時間くらいかかる。近所の住民はもっと早起きして5時くらいから作業をするところも多い。作業を終えて家の帰ると、どっさりと汗をかくので、下着を変えるが、ミレーのメッシュのアンダウエアーはすぐに水分が蒸発していいが、いかんせん太った私は、まるでボンレスハムになってしまう。こうした過酷な雪との戦いは4月まで続く。雪が完全になくなる春は本当に除雪をすることがなくなる開放感からか楽しい。




3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

本当に今年の雪かきは大変です。年末年始は毎日休みなしで雪かきしました。たくさんおせち料理を食べ、お酒を飲んでも、正月太りしている暇がありません。ひょっとしたら適度な雪かきは健康にいいのかもしれませんが、やはり、災害だと思いますね。

広瀬寿秀 さんのコメント...

こちらに来て30年になりますが、いまだに雪のシーズンは憂鬱です。家内も昨年は雪かきのしすぎで疲労骨折しました。私はテニス肘になり、治るのに半年かかりました。確かに運動にはなりますが、腰痛、肩こりなど、マイナス面が多いように思えます。

匿名 さんのコメント...

今朝起きて思いの他積雪が少なかったので安心さました。今季最強寒波ということでまだまだ油断できませんね。それにしても今朝の新聞を見てこんな災害の時に雪灯篭祭りの雪像づくりが始まったと知り、疑問に感じました。しかも会場となる弘前公園では文化財が破損し、倒木もあるとのこと。災害と観光は別なのでしょうね。