2012年5月11日金曜日

アメリカからの応援




 東北大震災から早くも1年以上経ち、まだまだ復興にはほど遠いのですが、少しずつ被災された人々も新たな出発を始めているようです。友人の歯科医も診療所がすべて流されましたが、何とか仮の診療所を開設しました。住民がまわりにおらず、元のような状態になるには相当な期間がいることでしょう。

 アメリカの友人からビデオが送られてきました。オハイオ州のシンシナティー近郊LoveLandという所のMcCormick Elementary Schoolの生徒が日本を応援しようと製作しました。日本に住まわれ、日本語も上手な方が音頭をとり、生徒が自主的に作ったものです。日本語ができるのですが、漢字には自信がないため、友人の奥さんが協力したようです。生徒達の暖かい気持ちが伝わります。

 英BBC放送による調査によると、日本が「世界に良い影響を与えている」という評価は58%で、22カ国中で日本が最も高く、ドイツ56%、カナダ53%、英国51%などが続いたとのことでした。自分たちが思う以上に日本は世界中から愛されていることがわかる調査だと思いますし、これは大震災後の世界中からの支援、応援にも言えることでしょう。自分たちは一人ではない、世界中から心配され、応援してくれているというのは、先の阪神大震災以上に今回はっきりとわかりました。今度、他の国で同じようなことがあれば、恩返しに私たちもできるだけの応援をしようと思ったひとも多いと思います。

 アメリカや南米の日系の人々の苦労と努力、海外青年協力隊あるいは中村医師のようなアフガニスタン復興への手助け、色々な日本人の海外での活躍が、こういった評価に繋がっているのでしょう。ことに台湾からの支援は本当に頭が下がる思いで、日本政府(交流協会)が台湾の人々に感謝の気持ちで作ったCMには感動します。交流協会の久々のヒット作品でしょう。これは日台友好にとって大きな意味をもち、他の国に感謝する愛国心、これが今度の震災を通して私たちが得たものではないかと思います。一方、お隣の韓国については、多くの援助をいただきながらも、一部の偏向した愛国的な人々の発言には、一気に嫌韓国になった人も多く、台湾とは対照的に外交、友好に関しては失敗だったと思います。

 先のアメリカからのビデオを見ていますと、確認されるだけで7名の子供が矯正装置をつけていました。これから治療をする子供も含めると、ほとんどの子供が矯正治療するんだと、こういったごく田舎の子供達の姿をみているだけでもわかります。アメリカでも矯正治療には費用がかかりますが、それでも一種の通過儀礼のように歯並びの治療を受けるのでしょう。同様にヨーロッパの人々も保険が適用されますので、アメリカ以上にみんな矯正治療を受けています。外国人から見た日本人は親切で、真面目、誠実などいい評価を受けているようですが、唯一わからないのが、なぜあんなに歯並びが悪いのかということです。グローバル化と言われていますが、一刻も早く日本も歯並びについて先進国並みになってほしいところです。

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