娘(次女)の卒業式出席のため、火曜日から昨日まで大阪に行ってきました。関西学院大学経済学部を卒業して今春から三菱グループの会社に勤務することになりました。長女はすでに住友系の小さな関連会社に勤めていますが、その話を聞くと、関連会社はその母体企業のコンプライアンスに準じ、給与、有給、福利厚生などがよいようです。そこで次女にも大手企業の関連会社を狙えと勧めた結果です。これからいよいよ社会人で、これまでに学生気分では通用しません。給料をもらうというのは、それだけ苦労をすることですから。
関西学院大学のキャンパスに入るのは入学式以来ですが、本当に美しいキャンパスで建物も、先月行った明治村の建物のような匂いがしていました。卒業生は4000人もいて、午前、午後で分けて卒業式をしていました。教育学部の第二の舞の海と呼ばれる宇良和輝くんも近くで見ましたが、小柄で是非とも大相撲で活躍してほしいところです。私が卒業した東北大学では各学部の生徒会が代表を決め、個性的な代表を出します。歯学部では高橋くんが代表に選ばれ、紋付袴で登壇し、壇上で突如かつらを脱いではげ頭を見せるパーフォーマンスを行い、皆から大いに受けました。関学では成績優秀者が代表のようで、おもしろみがなく、宇良くんが登壇してほしかったものです。
今回は久しぶりに贅沢をしました。ホテルは大阪リッツカールトンに泊まりました。パック旅行で利用すれば、案外安く泊まれます。三度目の宿泊です。インターネットは無料になったのはうれしいことですが(前は確か1000円くらいかかり、ばからしくて利用しませんでした)、このホテルはどこにいてもリッツカールトンの特有の匂いがありましたが、今回は匂いも薄くなったようです。以前、部屋のベッド枕は硬軟の2個あったと思いましたが、1個しかなく(高級ホテルで初めての経験です)、そうかといって後で係に持って来てもらう度胸がなく、柔らかい枕では熟睡できませんでした。枕2個を背中に置いてテレビを見るのが楽しみだったのですが。経費節減で減らすのなら、少なくとも客室係から可否を尋ねてほしいものです。また宿泊者の8割が外人ということで、朝食もパン中心で、和食は以前よりかなり品数が少なくなっています。外人客はあまり多くの朝食を取らないためでしょうが、私のようなさもしい人間は、ここぞとばかり食べるため、少々がっかりしました。コーヒーのおかわりの際に、前の席の白人ビジネスマンがコーヒーをテークアウトしていましたので、それを真似てテークアウトして部屋で飲みましたが、これはうれしいサービスです。外国人の利用が多くなるにつれ、困ったお客も増え、ホテルとしてもその対応に苦慮しているのでしょうが、それによりこのホテルの売りであるサービスが低下しないでほしいものです。
夜は長女と一緒に職場近く、大阪フェスティバルホールの最上階の「ひらまつ」というレストランに行きました。大阪でも有名なレストランですが、どうもこういった高級店は未だに苦手です。一番安い6000円のデナーを予約し、ワインリストを見ても全く分からず、大体ワインは料理代金と決めていますので、係の人を相談して9500円のワインを頼みました。食前酒はいかがですかと言われましたが、金がかかると拒否しましたが、どうも無料サービスのようで、後で領収書をみて、損をしたような気分です。このあたりが、慣れない人の失敗です。料理はとてもうまく、サービスも最高でした。費用もケチケチでいったので、一人1万円くらいでまずまずでした。もう一度、金を貯めて行きたい所です。創作イタリアンといったところでしょうが、こんな私でも最近は舌が肥え、感動するメニューは2品ほどでした。ゆったりとしたサービスで、婚礼前の両家の顔合わせや記念日などにはいい所かもしれません。
次の晩は、おふくろが朝からおでんを作っていました。おでんというより関東炊と呼ばれる、濃い味のもので、久しぶりに食べて、本当にうまいと思いました。懐かしい家庭の味にかなう料理はなかなかないものです。
0 件のコメント:
コメントを投稿