2016年10月1日土曜日

アディダス SL72



 アディダスは、中学のサッカー部に入ってからの好きなメーカーです。当時、サッカーシューズと言えば、国産ではオニツカタイガー(アッシクス)、ヤスダ、タチカラ、海外ブランドと言えば、アディダスとプーマでした。私の最初のサッカーシューズはウシトラというラグビーで有名なメーカーのもので、伯父さんがラグビーをしていた関係から、このメーカーと選びましたが、当時でも誰も履いていないレアのものでした。

 中学生のころは手頃な価格いうことで、もっぱらヤスダとオニツカタイガーのスパイクを使っていましたが、高校生になるとやはり海外ブランド、それもアディダスのものを履くようになりました。プーマは幅が狭く、合いません。当時の最高峰はアディダスのワールドカップというもので、今でもこのシリーズはありますが、当時はカンガルー皮で2万円くらいしました。とても手が出る値段ではありません。メキシコ、ベッケンバウアーと比較的安いものを使っていました。といっても12000円くらいはしたと思います。サッカーを始めたころは、サッカーシューズといえば、底のポイント(スタッド)を替えるものが中心で、試合の度ごとに審判がポイントがすり減って鋭利になっていないかをチェックしました。その後、1970年ころからスタッドレス、固定式のものが出るようになりましたが、底がすり減り、グリップが効かないため、通常は天候やグランドに合わせて2種類のスパイクを用意したものです。

 またトレーニングシューズも最初は、オニツカタイガーのリンバーというものを長く使っていました。ミニゲームなどはスパイクを履かないで、こうしたトレーニングシューズで代用しました。その後、高校生になるとアディダスのローマになりました。当時のアディダスのシューズはすべて輸入品で、ドイツ製と書かれていました。新しい靴を買って箱からだすと、皮のいい臭いがします。これがドイツの臭いかと思ったものです。

 大学生になると、サッカーシューズもずいぶん安くなり、消耗品扱いになり、トレーニングシューズはナイキのコルテッツとなり、街歩き用にはもっぱらアディダスのスタンスミスを愛用しました。何足買ったかわかりません。それでも、靴は皮という信仰があったのかニューバランスは最近まで履いたことはありません。どうも破れない靴がよいと思っていたので、ナイロン素材のものには抵抗がありました。アディダスのSL72は、ミュンヘンオリンピックに合わせて販売された名作シューズで74年から販売されました。大学に入ったころだったでしょうか、「ポパイ」などでもよく紹介されていましたのが、ナイロン素材の割に値段が高く、別にランナーになるわけではないと興味ありません。ところが数年前に復刻版がだされ、かなり忠実にビンテージ風になっていると評判になっていたため、俄然興味がわき、チェックしていました。ところが買おうと思うと、なかなか復刻版がでません。出てもすぐに売れてしまって、買えません。今回、アディダスからメールで販売していることを知り、即刻購入し、ようやく手に入れました。次の日には売り切れていました。少量販売を繰り返ししているようです。

 通常9.5サイズを履いていますが、同サイズでちょうどでした。底は薄く、路面の硬さが直接、足にかかると思われます。数年前にでた復刻版はソールの経年的な劣化を再現し、少し黄色くさせていましたが、今回の復刻版はそこまではしていません。ただビンテージ感はなかなかのもので、気合いが入っています。アディダスのオンラインショップで、時々出ますので、欲しい方は即刻に購入することをお勧めします。最近では日本サイズとともに中国サイズ(CHN)も書かれていますが、USサイズ9.5が日本サイズで27.5、中国サイズで26.51cm違います。かっては中国は生産国でしたが、最近では消費国になったのでしょう。それにしても1cmの違いは不思議です。

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