2018年11月20日火曜日

I PhoneXR



   先日、家内から「あなた。携帯電話、ほとんど使っていないのに、毎月8000円以上払っているのよ」と言われ、ぎょっとした。7年ほど前に、知人が経営するAuショップに行き、Ipone5を購入した。その時のプラニングではごく標準的なものを選んだつもりだった。機種は買取で、毎月の支払いは確か5000円くらいだったと思うが、2年間半額などの特典がなくなり、正規の料金となったのであろう。もちろん今の若者のように毎日、何時間も使うなら毎月8000円以上の支払いは高くないであろう。ところが私の場合、仕事、趣味、あるいはメールはほとんどコンピューターを使うので、Iphoneを使うのは電話か旅行する時くらいであった。旅行中は便利であったが、それも最近はWiFiフリーの場所も多くなり、そうなるとより画面の大きなIPadを旅行先でも使うことが多くなった。ますますIphoneの出番はない。

 電話は1日に1、2回、それも5分くらい。またインターネットも一日5分くらいしか使わない。これで8000円は確かに家内に言われるまでもなく、高い。早速、先日、Auショップに行ってきた。調べてもらうと、過去、1年間の使用量は毎月0.1G0.4Gという驚くほどの少なさである。携帯電話ばかり使ううちの衛生士に聞くと、2、3日分の使用量だそうだ。もっと容量の少ないプランに変更した方が良いと言われ、一番安い、月1G以下のプランを勧められた。すぐに同意し、さらにIphoneXに機種変更するのはいくらかかるかと聞きと、48回払いで月2000円くらい、他にアップルケアーなどをつけても、月6000円くらいになった。今まで7年間、特に最近の5年間はかなり無駄な金を払ったことになる。

 早速、新しいIphoneXRを使ってみたが、正直、画面は大きくなったし、どうしたことかインターネット接続が早くなったが、それだけでIphone5からの7年間の進歩はそれほど大きくない。多分、OS自体は旧式も最新式も変わらないせいであろう。以前のコンピューターの感覚で言えば、7年の機種の差は非常に大きく、性能的にも全く違っていて当たり前であるが、このIphoneXについて言えば、7年の差を感じさせない。ニュースによれば、このIphoneXの売れ行きが思わしくないらしい。新しく出るたびに買い換える知人がいるが、この彼ですら、IphoneXは性能の割には高すぎると言っていた。コンピューターの性能がほぼプラトーになっているが、そろそろスマホも同じ傾向になってきたのであろう。

 飛躍的に伸びていた技術がピタッと止まる時点がある。飛行機で言えば、ライト兄弟が飛んだのは1903年、その後、11年、第一次大戦が始まると飛躍的に飛行機技術が進み、第二次世界大戦では頂点に達し、その後の発達は少ない。ジェット機になり、また性能は伸びたが、それも1960年頃、例えばボーイング707のように、それ以降のジェット旅客機の原形が登場すると、大幅な進歩は止まった。船や自動車も同じ経路を示している。固定電話から携帯電話からの進歩は大きく、またガラケーからスマホ(Iphone)の進歩も大きいが、すでに新しい何らかの登場が必要だろう。そこにはやはりスティーブ・ジョブスのような天才を必要とするのだろう。

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