左下は巣篭もりで作ったレゴのドカッティで、これは楽しめた。おすすめ |
弘前では、クラブ、スナックを起因として大規模なクラスターが起こり、なかなか収束しない。テレビで速報される毎日の感染者数に驚き、外出するのも躊躇してしまう。家と診療所だけの往復で、たまに家内と一緒に、ご飯の買い物に出るのが楽しみである。
4月頃だったが、定額給付金で一人10万円、夫婦で20万円の特別定額給付金をもらえるというニュースがあった。その際、今見ているテレビは、購入してすでに13年以上になるので、思い切って給付金を使ってテレビを買うことにした。テレビ好きな私と家内にとって、テレビほど活用する家電はなく、思い切ってこれまで高くて手が出なかった有機ELテレビを検討した。というのは、映画が好きで、よく見るが、夜のベッドで恋人たちがゴソゴソしている暗い画面が液晶では全く見えないからである。肝心な部分が見えないのは腹立たしいことで、有機ELの方がこうした黒の画像表現に優れているという。
近くのヤマダ電気に行き、最初はパナソニックの55型有機ELテレビを買おうとしたが、この機種は生産が少なく、入荷に日数がかかるとのことであった。そこで価格が高いが65型のGZ2000を勧められた。なんでも数々の家電大賞をとったテレビで、今販売されているテレビの最高峰という。4月頃はコロナ騒ぎで、電気屋もガラガラで、店員さんも何とか実績を上げるために、値引き攻勢で攻められ、かなり値引きした上に、ほぼ2TBのハードディスクをタダにしてもらい、セットで購入した。
さすがにこのテレビは素晴らしく、特に4K画面は本当に綺麗で、たまに放送されるバレエや歌劇の放送には息を飲む。またパナソニックの宣伝通り、音抜けもテレビ設定に合わされているので、オーディオ機器をテレビにくっつけるより、はるかに聴きやすい。夜のシーンもバッチリと見られて、満足している。さらに素晴らしいのは、ネットとの接合で、ネットフリックやYou-tubeと簡単な操作ですぐに接続でき、これまでのチャンネル番組以外の新たなテレビの活用ができるようになった。すぐにネットフリックに登録し、“愛の不時着”、“裸監督”などを楽しんでいる。また65型で見るyou-tubeもコンピューターで見るのと迫力がまったく違い、ふと気づくとチャンネル番組よりこうしたネット配信のものを見る時間が長い。検索機能の入力には時間がかかるが、音声入力も優れていて、テレビに向かった叫ぶことがしばしばあり、滑稽である。
私がヤマダ電機に行ったのは4月だったので、人が少なかったが、その後、5月になると特別給付金でテレビを買おうと思ったお客が多く、電気屋に行ったうちの従業員に聞くと、ごった返し、値引きも少なかったという。多分、パナソニックのGZ2000は相当に売れたはずだし、買った方の満足度も高いと思う。以前、3D、立体に見えるテレビが登場して、一部、番組でも3D放送が行われていたが、いつの間にか下火になった。4K放送もまだ一部であり、テレビのリモコンには4Kのボタンがあり、そこを押すと6社くらい放送局の番組をしており、大部分はBS放送で兼ねている。ただ映画などは明らかに4K放送の方が明るく綺麗で、“男はつらいよ”などは、もっぱら4K放送で見ている。
将来的には少しずつ巣篭もり状態も解消されてくると思うが、それでもテレビは娯楽の王様であり、4K、8Kが今後とも主力になっていくのは間違いない。私の家では、ソフトバンクエアーを使っているが、5G普及がさらに進むと、こうしたワイヤレス置き型WiFiも光通信なみの速さになり、4Kや8Kのネット配信も安く、見られるだろう。また最近のカメラでは4Kの動画撮影もできるため、ネットの配信はますます高精度のものになろう。3Dテレビより高精度の4Kや8Kの映像の方がよほど立体的に見えるから不思議である。おそらく将来的には、ソフトバンクエアーのようなワイヤレス置き型WiFiが、5Gで月に3000円くらいなら全世帯に普及し、そうした暁にはモニター代わりの大型のテレビが一家の主力となり、仕事、教育、買い物、さらには医療の一部もほとんど、このテレビでできるような日が来るのだろうとコロナ問題の最中に思った。
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