2023年5月4日木曜日

E-bikeを乗ってみて

 

こうした自転車専用レーンが欲しい








最近は、天気が良い休みの日であれば、1時間くらいは自転車に乗っている。1994年に鹿児島から弘前に来たが、雪道運転が怖かったので、そのまま車に買わずにいた。特に不便も感じなかったが、大学生の頃に夢中であった自転車に乗りたいと思い、近所のタケウチ自転車店に行って買ったのが、イタリアのレニャーノというメーカーのスポルティフと呼ばれる軽量の自転車であった。ロードバイクほどではないが、重量は11kg代で軽く、タイヤ幅も28と狭く、気に入ってしばらくは乗っていた。ところが弘前の場合は、冬になると雪が積もり、自転車に乗るシーズンも4月頃から11月頃に限定され、次第に乗る時間も減っていった。原因の一つに、何となく気軽に乗れない点があった。サドルも高く、ドロップハンドルで、乗る場合は、それなりに気持ちがないといけない、手軽に乗れない感じがあった。さらにいうと軽くてスピードが出るのはいいが、側溝や段差が怖い。また長距離の走行は結構体力が必要である。そこで2000年頃に買ったのがドイツのBD-1という折りたたみ車である。小型で扱いやすく、その割にはスピードが出て気に入っていたが、車輪口径が小さく、坂が苦手である。弘前という街は平坦に見えて、大小の起伏のあるところで、小さな坂でも歳をとると結構きつい。そんなこともあり、10年くらいは、主としてBD-1、時折レニャーノの乗るという生活をしていたが、ここ5年ほどはほとんど自転車には乗らなくなった。一番大きな理由な面倒という点に尽きる。とにかく自転車に乗るのがしんどい。むしろ歩くほうが楽な気がする。

 そうこうしているうちに、欧米でE-bikeの流行しているのを知った。E-bikeといえば、ヤマハに代表される電動アシスト車をイメージし、あまり興味はなかったが、欧米発のe-bikeはどれもかっこよく、これからのエコブームの代表のように思えた。その頃からE-bikeが欲しくなり、毎年、新しく出るE-bikeをチェックしていたが、値段が高いのと、年々新しいE-bikeが出るため、しばらく様子だけを見ていた。そして今年の3月に思い切って購入した。

 とにかくこれまでの自転車とは異次元の感覚で、どこまでも走れる感じがする。年齢はとったが、アシストしてくれるので2030歳くらいに若返った気がする。Giant のエスケープの電動バイクを買ったが、電動アシストモードが、エコ、ツアー、アクティブ、スポーツの4種類で、これとリアの変速機9段を組み合わせて使用している。漕ぎ出しは、急に発進するので慣れるまでは少し怖いがこれ以外は、自然なアシストでそれほど抵抗なく使える。多少の坂であれば、ほとんど何の問題もなく漕げるが、少し勾配はきついとまずギアを軽いのにする、それでもダメな場合はモードを変更する。普段は、ツアーモードで十分であるが、きつい坂の場合は、アクティブあるいはスポーツにする、このモードで登れない坂はなかろうと思い、先日、弘前市の新町坂に挑戦した。城西からここまでの道も少し坂道であったが、全く問題なく、新町坂についても、ほとんど抵抗なく動けたが、最後に3、4mは最高モードのスポーツでも上りきれなかった。すごい坂である。全くペダルを押すことができない。

本当は、自転車は車道を走るようになっているが、車の通行量の多いところは怖くて、歩道を走ることが多い。タイヤ径も38というマウンテンバイク並みの太いものを履いているので、さすがに軽快とはいけないが、歩道のような凸凹をしたところを走るには安定している。また重量も20kgを超え、降りて車体を持ち上げて方向転換する場合はかなり重いが、それでも通常の走行時には重さは感じない。おそらくリアキャリアにバッグや荷物をつけてもそれほど重さは感じないであろう。ただフラットハンドルの幅が長く、個人的にはドロップハンドルのほうが運行は安定している気がする。手放し走行はできそうにない。

 

弘前の道を走っていると、道幅が広く、十分な自転車用のスペースがあるところと、かなり狭いところがあるし、車の通行の多いところと、少ないところ、歩道についても人通りの多いところと誰もいないところなどがある。安全に走行するために、できれば自動車道の横に幅1mくらいの自転車レーンをつけてほしい。

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