中国による武力的な台湾侵攻について、最近はどうもトーンダウンしている。一番大きな理由として、ロシアによるウクライナ侵攻で、陸続きの国への武力侵攻でさえ、あれほど難しいのに、まして海を渡って台湾を武力信仰するのはほぼ不可能であるということが、世界中の集約意見になってきた。第二次世界大戦中のノルマンディー上陸作戦あるいは、計画だけの幻の日本上陸作戦を見ても、梅で隔てられたところへの侵攻は防御側の数倍の兵力が必要で、損害も多い。ましてや制海、制空が完全にできていない状況では、困難度はさらに増す。そのため、中国は、武力侵攻を諦め、認知戦などの武力を使わない方法に注力しているようだ。
さらに高市首相、おそらくそのブレーンが中国にとって嫌なことばかりするので、さらに厳しくなっている。中国軍にとって、もっと脅威なのが、日本の中距離ミサイルで、12式地対艦ミサイル、あるいは一番怖いのは、25式高速滑空弾で、マッハ5以上の速度で不規則な運動で飛ぶため、迎撃はほぼ不可能とされている。それでいて、日本版GPS、衛星みちびきと連動したミサイル攻撃は、中国空母にとって脅威以外にない。この地対空ミサイルは、まず偵察衛星で中国空母の数分後の経路を予想し、そこまでは衛星GPSでミサイルは飛んでいく。数十キロの射程に入ると、先頭のカメラにて画像、熱源などはら船種を同定し、一番弱い部分に突入する。精度は1m以下とされ、防御もほぼ不可能である。現在、射程2000kmの改良版を開発しており、それができれば中国のほぼ沿岸部は射程に入る。このミサイルは防ぎようになく、現在ある3隻の空母は、ほぼこのミサイルだけで壊滅できる。小型、移動可能なので、隠して配置でき、予算的には厳しいが数百発、九州、離島に配備すれば、中国空母はほぼ外洋には出られない。
実際、台湾有事のシミレーションでは、中国軍は早期に台湾の周囲の海を封鎖して支援が入らないようにする。その間に、兵力を台湾に上陸させて侵攻するというシナリオである。日本、アメリカは、本土の基地が攻撃されない限り、直接的に武力投入はできない。もし本土基地、とりわけ米軍基地が攻撃されるや、アメリカ軍は即刻、アメリカにある中国資産を凍結する。これだけで中国は潰れる。絶対に中国はアメリカとは戦争しない。ウクライナ戦争と同じく、兵器の援助をするが、台湾は自分で守れということになろう。
日本政府としては、さすがに表立って中国と戦争することはないので、武器供与という支援になろう。その場合の、日本の中距離ミサイルは、凄まじい威力を発揮する。数さえあれば、中国からの船舶による輸送を遮断することも可能となる。ただ、いかにして弾薬、ミサイルを台湾に輸送するかが問題となる。おそらく深い海の台湾東側からの輸送となるが、中国も警戒、封鎖しているので、難しい。そこで最近、日米で計画されているのは、無人潜水艦やナルコサブのような半分海中に沈んだ無人船である。これは無人のAIによって海中を進む潜水艦で、大型のものも計画されている。これが完成すると、日本を中継基地として、台湾、東側から無人の潜水艦を利用し、中距離の地対艦ミサイルや弾薬を供給することができる。ウクライナ戦争のように輸送車が攻撃されても犠牲者は10名以下であるが、中国から台湾への兵員輸送船が撃沈されると千人単位の犠牲となる。これでは怖い。
中国が台湾に侵攻した場合、日本の米軍基地を攻撃することはまずないというのが常識である。というのは攻撃された瞬間にアメリカにある中国資本の凍結手続きが行われ、発動されるからである。これは中国にとって、旧ソ連型の世界に戻ることを意味する。亡国に近いリスクを犯して日本の米軍基地を攻撃することはあり得ない。結局、日本としては中国にとって、いやらしい兵器、中距離ミサイル、無人潜水艦、位置情報、通信、探索衛星、音響監視システムとそれに連動したスマート機雷、たいげい型潜水艦、もがみ型護衛艦、レールガンなどの装備を高めていくことであろう。またフィリピンへの中古護衛艦の供与、オーストラリアへのフリゲート艦の輸出など、中国周囲国への武器供与も嫌なことである。
防衛というのは高い費用の掛け捨て保険であり、掛け捨て金はもったいなくても何もないことが一番である。戦争だけでなく、自然災害に対する自衛隊の貢献を加味すると決して高い費用ではないように思えるが。

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