2007年12月9日日曜日

ブナコ3



 ブナコの特徴は、軽くて成形が自由にできる点だと思います。そのためブラケット(壁につける照明)やペンダント(天井に吊るす照明)などは非常にむいています。ただブラケットやペンダントは電気工事が必要なことや、他のインテリアや部屋の雰囲気に合わせる必要があるため、通常は新築時に買うものです。贈り物には向いていません。むしろ照明としてはテーブルスタンドなどの方が贈答品には向いているようですが、種類が少ないようです。以前、ダストボックスや椅子をプレゼントに選んだことがありますが、こういったものはプレゼントには喜ばれます。またこの前紹介した大きなランドリーボックスに使えるものなども、値段によっては売れそうです(一般住宅にはやや大きいか)。
 洋間やリビングの掛け軸について以前書きましたが、外国のインテリア雑誌などで見かける中国や日本の書画は大体写真上のように額を作り、そこに収めて掛けています。大型の額のため、かなり重量があり、また費用もかかります。一旦、表装をほぞく必要もあり、また季節ごとに絵を変えるといった掛け軸の軽快性もなくなります。それでは、壁にくぎを刺し、それに掛け軸のひもをかけて吊るす方法はどうでしょう。これでは貧相ですし、またかっこ悪いと思います。正式な床の間でも上部は壁で仕切って、ひもが見えないようにしています。そこで写真下のように掛け軸の軸とひもを隠すような屋根(ブラケット)をつけたらどうでしょうか。フォトショップでむちゃくちゃ作ったもので、かえってイメージが壊れるかもしれませんが、かなりスッキリします。洋間やリビングでもこういったブラケットをつけると掛け軸も飾れるのではないでしょうか。ブナコの自由な造型性や軽さが生かせると思います。ただ実際に商品化となると需要がかなり限られることや、掛け軸の幅は種類は限られているとは言え、数種類あることなどから、なかなか難しいと思います。
 器から照明器具、さらには椅子といったブナコのたえまない変遷や、日本や海外のブランドやデザイナーとのコラボも、今後ますますしてほしいと思います。青森県は貧しい県ですので、東京や大阪、あるいは海外に高額で付帯価値のあるものを輸出して、豊かになってくれればと思います。

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