2013年11月17日日曜日

古都弘前のチープな旅(冬)



 先に「古都弘前のチープな旅」(冬除く)と題したブログを載せましたが、本当の青森らしい季節は冬です。ただ冬は、町中が雪に覆われ、観光するにも、かなり制限を受けます。

 まず飛行機については、東京からの便は計器着陸システムと空港の懸命な除雪により欠航はかなり減りましたが、大阪からの便はいまだに計器着陸システム搭載の飛行機が少なく、不安定です。これまで大阪あるいは東京からの便で、青森空港まで行った途中で羽田空港に引き返したことが3度ありました。2度は浜松町の東京プリンスホテルに、1回は深夜バスで帰りました。最近では怖くて冬場は飛行機を使わないようにしています。

 新幹線はどうかというと、新幹線は雪に強いのですが、新青森から弘前への奥羽本線が雪に弱く、昨年はバスで2時間かかって弘前に帰ったことがありました。従って、冬の弘前旅行は、新幹線は一番確実な交通手段となります。

 1月後半から2月は、旅行パックが一番安くなる時期ですので、ここは格安の宿泊付き旅行パックを使うことをお勧めします
http://www.travel.co.jp/src/dt/1KANTO/82/925/181/24201402/25118/47OR/)。調べると弘前ブラザホテル1泊で20600-25600円となります。弘前プラザホテルはサービスもよく、いいホテルです(朝食1050円)。前にアメリカからのお客さんが泊まりましたが、評判もよかったです。他には前に紹介した温泉付きのドーミーイン弘前もあります。

 弘前に着くのが、12時から半ころとなります。まずは昼食ですが、ここで注意。雪用の靴を持っていない場合は、駅にある観光案内所に長靴を貸してくれますので、それを利用しましょう。雪道を荷物を持っての移動は、大変ですので、まずは全国チェーンですが、近場の駅前「日本海庄屋」のランチをお勧めします。1000円くらいです。この店はチェーン店ですが、弘前店は結構おいしいです。昼食後は駅前の「虹のマート」を見てから、ホテルに歩きます。10分くらいですが、雪の洗礼を浴びてもらいます。ホテルに荷物を預け、ここからはタクシーを2時間貸し切り弘前の主要観光地を巡るコースがあります(9920円)。ホテルに迎えに来てくれますので、人数が多いと、冬場はかえって安くつきます。青森銀行記念館五重塔りんご公園長勝寺下町(誓願寺)—仲町ねぶた村追手門広場と盛りだくさんです。りんご公園は冬行っても意味がありませんので、ルートを変えて誓願寺から革秀寺にした方がよいでしょう。2時間以内であれば、ある程度、ルートは変えられると思います。
 
 追手門広場からは弘前城に向かいますが、4時ころになっていると思いますので、すでに暗く、さっさと廻り、早めに「高砂」で天ぷらそばを食べ(6時までです)、体を温め、土手町に行きます。土手町では是非、喫茶店「ひまわり」に行ってください。昭和の面影いっぱいのお店です。紀伊国屋書店もありますので、郷土の本を買うのもいいでしょう。夕食は、前のブログで書いたところもいいのですが、津軽三味線を聞きたいという人は、紀伊国屋書店のあるパークホテル内「響」のかご膳、3500円もいいのですが、先にそばを食ったので、少し離れた「あいや」(http://r.gnavi.co.jp/t254700/)に行きます。の三味線奏者、渋谷和生さんの津軽三味線は日本一です。その音色は冬の津軽の景色が目の前に出現します。予算は3000円くらいでしょう(先に腹に入れておくと、つまみだけの注文で、安くあがります)。料理は普通です。

 さらにお酒を飲みたい人は、少し戻りますが、かくみ小路の「Bar Ley」でカクテル、ウィスキーはどうでしょうか(2杯で2000円くらい)。また冬となれば、鍛冶町の「シャンソン酒場 漣」で秋田さんの津軽シャンソンもいいでしょう。私は行ったことがありませんが、東京から来たひとには評判がいいようです。ここは予算4000円くらいでしょうか。チープな旅行といいながら、随分金を使っています。チープにするには、ここはカットしてください。

 二日目は、前にブログで紹介した、大鰐、黒石に行くのがいいでしょう。電車からの雪景色、温泉、これも風情があります。ここまでで、宿泊、電車代が23000円くらいに、タクシー代が5000円、食事代が6000-11000円でお土産を除くと、40000円くらいになります。

 くれぐれも防寒着(ダウン必需、手袋、帽子)とすべりにくい靴はご用意ください。本当に美しく、厳しい弘前は冬にありますので、この機会に是非ご堪能ください。

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