2014年1月21日火曜日

私のI-Mac 履歴







 ようやく新しいI-Macが軌道に乗ってきた。4年前に買ったMac Book Proからの移行にはストレスがかかったが、結局、ハードディスクに入っていたTime-machineからデーターを取り込むと2時間ほどで簡単にデーター移行した。拍子抜けするほどであった。Mac book Proのバッテリーが低下し、そのためスリープを解除してもデーター移行中にスリープするのが原因と思われる。

 新しいI-Macは処理速度も早くなり、本当にストレスなしに仕事ができる。さらに光通信を入れたことで、インターネットも楽しい。欲を言えば、立ち上がりやアプリケーションのサクサク感はソリッドステートを使ったMac Book Airには及ばない。Airは本当に早い。

 一方、新しいI-Macで驚いたのは音質が非常によい点である。当初はCP本体の内蔵スピーカーなどたかが知れていると思い、小型の卓上スピーカーを物色していたが、1万円以下のスピーカーであれば、遜色はない。確かに低音はでないし、ピアノの音質もリアル感は全くないが、それでもヴォーカルはそこそこ聞かせる。仕事しながら音楽、特に女性ヴォーカルを聞くのであれば、十分であろう。またMac Book Airは11インチのため、老眼の私には文字のズーム機能を多用するが、I-Macではそんな心配もない。

 最近はMacも一時の驚きが少なくなってきたが、それでもI-Macに附属するワイヤレスのキーボードや、マジックマウスの性能には驚いた。画期的なものである。さらに新しいOSでは音声入力もすごいが、日本語読み上げ機能が入っている。90%以上の精度で文章を読み上げてくれる。こうして打った文章を訂正するのには使いよい。

 デスクトップのコンピューターは、最初はappleLC630から始まった。開業してすぐに買ったもので、周辺機器も含めて30万円くらいかかった。開業当初の出費としては痛かった。当時は、週に患者さんも10人程度で、ほとんどの時間を、このコンピューターでゲームをしていた。「提督の艦隊」シリーズにはまり、十回くらいはアメリカ占領までいったと思う。このゲームは戦争ゲームとしてはよくできたもので、今でもたまにはやりたいと思うが、もはや動かすコンピューターがない。その後、ボンダイブルーの初代I-Macに買い替えた。この機種は美しいコンピューターで中の機械はほんのり輝く。さらに二代目のI-Macは半球体のG4でこれも美しいデザインで、おまけについている円形のスピーカーは今でも懐かしい。音も当時のコンピューターとしては際立って良かった。そして最近まで使っていたのがI-Mac G5で、ディスプレイ一体型で、コンピューター本体がないのが革新的であった。そして現行のI-Macと4台目となる。大学時代もApple Clasicを使っていたので、appleとの付き合いは30年近くなる。いつも驚きを与えてくれるメーカーであるが、スティーブ・ジョブ亡き後、やや革新的な進歩がないように思えるのは私だけであろうか。それともコンピューター産業自体がそろそろ停滞期にさしかかったのかもしれない。

 コンピューターという道具は、最新のツールであり、本来は若い人が得意で、年配は苦手というものであろうし、私自身もこれまで、そう思っていた。ところがうちの娘もそうであるが、若いからといってコンピューターに詳しいわけではなく、むしろ50歳くらいの方の方が、金がありすぐに新しい機種が買えるせいか、くわしい人が多い。ブログ、ツイッターやインターネットショッピングも主役は40歳、50歳、60歳と聞く。若いひとも含めてコンピューターの活用は、世代差より個人差の方が大きく、これをどれだけ活用するかで人生そのものも変わるかもしれない。コンピューターだけは早く始めたから、くわしいものでもなく、全く初心者でもI-Macを買えば、すぐに最新のパーフォーマンスができる。この機種は値段も含めて、すべてのコンピューターの中で、最もコストパーフォーマンスは高い。いまだにwindowを買う人もいるようだが、はっきりいって最新のOSでも機能は、マックの数世代前にもので、初心者にこれほど使いにくいものはない。

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