2019年9月1日日曜日

 Amazon USAからScanpanのフライパンを購入




 昨年は長女が、今年は次女が結婚する。昔であれば、花嫁道具として、着物(訪問着、喪服、留袖)、家具、布団などを結婚前に揃えたものであるが、今時はこうした風習も全くなく、娘に聞いても何もいらないという。それでもそれはあまりに寂しいので、長女の時もそうだが、台所用品を買って送っている。

 台所用品といえば、まず鍋とフライパンということになる。いずれも数百円のものでも意外に長持ちするもので、独身時代に買ったラーメン鍋などすでに数十年経つ。であるならばできるだけ高くていいもの、一生物のものを買いたい。

 鍋については、昔からビタクラフトが人気があり、料理に重宝する。唯一の欠点は持ち手がプラスティックなため、ここが焼けたり、変色したりする。さらに重いことと、収納に場所をとる。以前、何かの雑誌でフランスのクリステルの鍋が紹介されていた。その方によれば、収納しやすく、いろんな料理を作ることができるので、ここ二十年これだけを使っていると言っていた。ただ値段が高くて、割引も少ない。スタータセットという2、3種類の大きさの鍋が入っているセットがあるが、数年前に近くの百貨店で20%オフになっていたので、購入して長女に渡した。昨年、この百貨店のフロア閉鎖に伴い50%オフとなっていたので、次女の結婚用と考えこれも購入した。ついでに包丁は定評のあるグローバルのものも50%オフだったので、これも購入した。

 長女の時はフライパンは安いのでよかろうと鍋のみ送ったが、次女には鍋、包丁と買ったので、ついでにフライパンもと考えた。できればフライパンは焦げにくいテフロン加工の物が良いと思っていたが、どうもテフロン自体に毒性があり、勧められない。そこでアメリカでは人気のあるデンマーク、スキャンパンを候補と考えた。以前、ガス火力のみで使用できるクラシックというのが安く売っていたので、自宅用に買った。テフロンと違い、少量の油は必要であるが、鍋面に特殊加工していうので、焦げ付かず、メーカーで十年保証している。非常に便利なフライパンである。ところが最近ではIHコンロも多いため、ガスとの兼用タイプが良い。そうなるとスキャンパンのCTXというシリーズとなる。これが高い。アマゾンで調べると24cm21600円、28cm25800円と、バカみたいに高い。そこでアマゾンUSAで調べると24cm28cmのセットが189.95ドルで売っている。およそ2万円くらいで日本で買うのの半分くらいである。早速、注文することにした。注文はほぼ日本のアマゾンと同じで、もちろんアマゾンプライムはきかないので、これに税金と送料がかかる、アマゾンからの内訳は日本円でも表示され、商品代が21038円、送料が2138円、税金が1854円で、トータルで25030円となる。ちょうど日本で1個のフライパン代で二個買えることになる。

 英語で住所など記入し、カードは日本のVisaなどが普通に使える。821日に注文して、830日に弘前に到着した。注文から9日間で着いたことになり、意外に早い。以前、Amazon USAからシンシナティーの古地図を購入したが、これは個人店からの購入だったので2週間以上かかった。アマゾンをよく利用する人もあまりAmazon USAを利用する人は少ない。もちろん税金や送料を含めると日本で買うのとあまり違わないものも多いが、スキャンパンのフライパンのような安いものもあるし、さらにセールで買えばさらに安くなる。また日本以上の評価が多いので、商品購入の参考になる。ガスコンロであればスキャパン、クラシックの20cm26cmのセットが98.95ドルなので安い。評価も752レビューで4.4と高い。とりわけ掃除のしやすさは4.7とかなり高評価である。送料、税金込みで15000円くらいであろう。

 高価な鍋とフライパンを購入して、何とか娘の花嫁道具を揃えた気分になっているが、どうかこれを使った美味しい料理を作って欲しいものである。そうして初めて価値が出る。

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