2022年11月7日月曜日

パタゴニアR2の代用 アメリカ陸軍のフリースジャケット








パタゴニアのR2フリースジャケットが好きで、愛用している。寒くなるこの季節になると、手放せず、暖かくなる5月頃まで、ほぼ毎日使用している。現在は、10年前に買った赤のものと、5年前に買った黒のものと、2年前に買った青のもの、この3つのフリースを交代して使っている。R2は年度によりサイズが相当違うため、最初の赤のものはMサイズでベストサイズであったが、次の黒のものはMでもかなり小さく、少し窮屈である。そこで青のものはLサイズを買ったが、これはやや大きい。

 

ところが今年から通常タイプのR2が販売中止となり、毛足のないR2テックフェイスというものしか販売していない。大阪のパタゴニアの店で聞くと、R2は日本では人気はあるものの、米国では、それほど人気がなかったこと、これは個人的な意見であるが、毛足の長いフリースジャケットは洗濯の際にマイクロプラスティックの原因になるためかと思う。フリースジャケットの洗濯は、袋に入れて優しく洗濯しても、細かい繊維が抜け落ち、それが入ったまま排水となり、海水に流れ、結果的に魚に吸収され、それを人が食べることで体に蓄積されていく。環境問題にうるさいパタゴニアとしては、こうしたマイクロプラスティック問題に関与したくない結果、R2R3などの毛足の長いフリースの販売中止につながったのでないかと思う。

 

素材を提供していたポーラテック社は、他の会社にも供給しているので、R2と同様のPolartec Thermal Proを使用したフリースジャケットを探すと、アメリカ陸軍が使用しているGEN.IIIフリースジャケットにたどり着く。会社はミリタリー衣料製造のミシガン州のPeckhamというところのものであるが、基本的には新品はない。ところがデッドストックの新品が一部が、日本でも販売されていて、安いのは12800円で売っていたので、これを購入した。サイズが豊富で、Mでも長さでS,R,L3サイズあるが、今回は最も普通のMedium-Regularを注文した。

 

ビロードのような滑らかさはPolartec Thermal Proの特徴で、これはR2と変わらないし、サイドはストレッチフリースとなっていて、これも同じである。ただ軍用であるので、肩、肘部が綿の生地で補強されていて、カラーもカーキー、オリーブドラブしかない。胸のところに氏名などを貼り付けるところがあるのもミリタリーぽい。ファスナーは信頼のYKKで耐久性は高い。肝心のサイズについては、袖丈のパタゴニアよりは短く、日本人にはフィットしやすい。サイズは一番最近の青のLのフリースと同じくらいで、袖周りはゆったりしている。全体的には同じサイズであれば、パタゴニアよりはゆったりしているので、ダウンジャケットなどの下に着るのであれば、小さめの方が良さそうである。

 

ただ欠点としては、新品であるが、デッドストックものなので、独特の臭いがある。気になる人もいるかもしれない。またカラーがミリタリー色だけなので、山で着ると遭難した場合は、周囲の木々に溶け込み目立たない。あまりミリタリー物が好きでない人は、Polartek  thermal proを使ったフリースジャケットはLLビーンやマウンテンハードウエアーなどのアウトドアメイカーでも出ている。






                                            





 

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