2016年10月6日木曜日

昭和40年代神戸、阪神間の女子校 朝ドラ「べっぴんさん」



甲南高等女学校制服
1973年毎日ニュース 少しだけでていました。若かったです。高校一年生


 今、放送しているNHKの朝ドラ「べっぴんさん」は神戸が舞台で、微妙な神戸弁?が懐かしい。関西というと、すべて大阪弁と思われるが、神戸と大阪とは言葉が違い、その微妙な差はわかりにくい。

 「べっぴんさん」の主人公の板野淳子は、1931年に甲南高等女学校に進学するが、この学校は今の甲南女子中学校・高等学校で、作家の佐藤愛子や今、注目の的である小池百合子もここの出身である。神戸、阪神間では名門の学校である。

 私が中学、高校生のころ、昭和40年代は、阪神間では男子では灘中学、甲陽中学、六甲中学の順で優秀な小学生が進学したが、女子では神戸女学院、甲南女子中学に優秀な女子が進学した。他には海星女子学院中学、小林聖心中学、芦屋女子中学、親和女子中学、松蔭中学、武庫川女子中学などがあったが、中学受験塾(阪口塾)に通う女子の目指す中学校は上記2校であった。その後、海星女子なども人気が高くなった。

 私の場合、中学、高校に行くには、阪急塚口から乗車し、上記の学校のうち、甲南女子、海星女子、芦屋女子の生徒達と一緒になることが多かった。これらの学校の制服はセーラー服で、おしゃれな生徒も多く、あこがれたものであった。

 兵庫で最も古い女学校は、神戸女学院で、創立は1873年(明治6年)で全国的にも早い。ただ今とは違い、戦前はキリスト教色が強く、必ずしも優秀な女子が受験したわけではなかった。これは小林聖心の場合はもっと顕著で、基本的には信者さんの娘が進学したと思われる。海星女子、芦屋女子、親和女子などは戦後の学校であり、戦前、神戸、阪神間のお金持ちの娘が進学したのが、神戸女学院、甲南女子中学(高等女学校)である。

 朝ドラに登場するようなお金持ちのお嬢さんが進学するのは、キリスト教に寛容な家では神戸女学院、そうでなければ甲南女子ということになる。この二校は現在でもお嬢様校として関西では有名である。ただこれを言うと非難もでようが、あくまで中学、高校に限ってであり、神戸女学院大学、甲南女子大学は他校からの入学も多く、少し違う。特に神戸女学院は、灘中学が男子校なので、関西の優秀な女子は神戸女学院に行った。公表は全くしていないが、東京大学、京都大学、医学部への進学率は高く(生徒数が少ない割に)、関西では女子では最も偏差値の高い学校である。一方、甲南女子の方は、家庭が裕福で、勉強もできる子が進学し、おしゃれな女子生徒が多かった。漫画家の西村しのぶさんの「サードガール」の主人公の神崎川夜梨子のイメージは、甲南女子に近い。今は関西の女子校のランキングも昔と違う。私の感想は数十年前のものである。

 六甲学院の同級生の姉妹や奥さんにも、神戸女学院の人は少なく、甲南女子や海星女子の人が多かった。男女の違いはあるが、家庭的環境として似通った雰囲気があるのだろう。朝ドラ「べっぴんさん」の主人公のセーラー服姿が楽しみである。


2016年10月4日火曜日

矯正治療が必要な症例

1から4までは矯正治療必要なし、5から7は中程度、8以上が矯正治療を必要とする症例(イギリス矯正治療必要性インデックス)、日本人の場合はこうした出っ歯の不正咬合はメインではない。


 最近は、歯並びについての関心が高くなり、ちょっとした不正咬合でも気になり来院される患者さんが増えています。以前、アメリカでの平均的な不正咬合の程度をアメリカ人の矯正歯科医に教えてもらったことがあります。ちょっとしたでこぼこ、いわゆる軽度の叢生、上顎前突が多く、こちらでの平均的な不正咬合、かみ合わせが逆である反対咬合や重度の叢生の症例を見せますと、驚いていました。さらに青森ではこうした患者さんでも実際に治療するのは半分くらいしかいないというとさらに驚いていました。それだけ、アメリカでは矯正治療が普及しており、ちょっとした不正咬合も治療の対象になるのでしょう。歯を抜かないで治療する非抜歯治療の割合も、アメリカでは70%くらいと言われていますが、日本では30-40%です。こうした不正咬合の程度も関連していると思います。

 わたしは古いタイプの矯正歯科医なので、程度の軽い不正咬合は治療の対象とはしません。具体的には一般の方、10人が見て、みんなが歯並びが悪いと判定するような中等度から重度の不正咬合が治療の対象になると考えています。私の診療所では新患はまず、口の中を見て大雑把な不正咬合の程度、治療法を探ります。その上で、患者さんからどこが気になるのか、これまでの経過、当院にくるまでの履歴を聞くことにしています。通常、口の中を見て、ああここが気になるのだろう、口元が少し出ているので、抜歯して治した方がよいだろうと推測して、患者さん、親から主訴や病歴を聞いていきます。長らく臨床をしていると、自分の診断、治療法と患者の治してほしいところがほぼ一致しますし、実際の検査をしてもそれほど初診時の診断、治療法と異なることはありません。

 ところが最近の患者さんの中には、口の中を見ても、ほとんど問題がなく、どこが気になるのか、頭の中で悩む症例があります。聞くと、下の前歯の部分のわずかなでこぼこ、上の前歯の少しのねじれが気になるとのことでした。こうしたわずかな、軽度の不正咬合は全く治す必要なないと思います。マルチブラケット装置という矯正装置をつければ、簡単に治せますが、すぐに後戻りします。保定装置をいれておけば、後戻りは防げるでしょうが、一生とまではいわないにしても十年間、保定装置を付け続けることは難しいと思いますし、固定式保定装置にしてもどこかではずれてしまう可能性も高いと思います。例えば、100点が理想咬合として、90点のレベルの人が矯正治療で98点にすることは容易ですが、保定装置をしなければすぐに90点に戻ります。逆にもともと30点の不正咬合の患者さんの場合、98点になり後戻りして90点になっても、30点から90点とプラス60点の大きな改善があるわけです。

 理想的な咬合は1%くらいしかいないと思いますが、残りの99%はある程度の不正咬合を有します。私の場合は、上の真ん中の前歯に隙間がある、正中離開という不正咬合ですが、矯正治療をする必要なないと考えています。おそらく残りの99%のうち、60%くらいは、この程度のわずかな不正咬合と思われます。そして30-40%くらいが矯正治療の適用となる中等度、重度の不正咬合となるのでしょう。その人の口元、歯並びを見て、ひどい、あるいは悪印象をもつような状態は重度、歯並びがいい方ではない、でこぼこ、八重歯が少し目立つという状態で中程度、ほとんど歯並びが気にならないのが軽度と考えていいいでしょう。モデルさんのような全くでこぼこのない白い歯並びは理想的な歯並びであり、正常咬合という状態はもっと広い範囲を含みます。

 さらに言うなら、いくら不正咬合がひどくても、本人が全く気にならないのであれば、矯正治療の対象になりません。不正咬合の治療の目的の一つの社会心理的な問題の改善、つまり人から見られてコンプレックスとなるような場合、治すことによりコンプレックスの解消になるばかりが、自慢になるのです。心理的にマイナス30点の状態がプラス60点になるわけで、大きな意味を持ちます。一方、歯並びが悪くても心理的にマイナスと考えていない場合、治療してもプラスにならないので、意味がありません。


 親に相談してもあまり参考にはなりません。親しい知人に歯並びを見せて、治してもらった方がよい、ちょっと歯並びがわるいかなあという意見が多く、自分でも10年後、20年後の自分を想像して、きれいな歯並びの方が自分の人生にとってプラスになると思うなら矯正治療をしたらよいと思いますし、逆に「そんなに歯並びは悪くないよ」、「治療しなくてもいいのじゃない」と言われ、自分でもまあいいかと思えばそれはそれで治療は必要ないと思います。

2016年10月2日日曜日

ロシアワールドカップ 予選


相手選手ではなくボールと中心点にGKはいる



 ロシアワールドカップの最終予選が始まっているが、今回だけは、どうも予選を突破できないような気がしてならない。しょっぱなからUAEに負けたこともあるが、アジア各国のチーム力も高まり、従来のように簡単に勝てなくなってきている。

 一番、大きな不安はまともなゴールキーパがいないことである。UAE、タイ戦のGKは西川周作(浦和)選手。悪い選手ではないが、どうも安定感と威圧感がない。次回のイラク戦には川島が召集されることになったが、最近の川島はちょんぼが多く、海外に移籍したのはいいが、GKのレベルの高い欧州では活躍できない。

 強いチームには必ず素晴らしいGKがいる。これは鉄則であり、最後の砦であるGKがチームにメンバーに全幅の信頼を得て始めて思い切った攻撃ができる。そのため、ナショナルチームのGKはベテランを起用する場合が多く、イタリアのディノ・ゾフは40歳でスペインワールカップに出場し、優勝した。代表戦112試合という不動のGKである。同様に世界最高のGKといわれるロシアのレフ・ヤシンは代表戦78試合、1966年のイングランドワールドカップでは37歳であった。またイングランドのピーター・シルトンは125試合の代表歴で、3度のワールドカップに出場しているし、47歳まで現役で活躍した。

 こうしたベテランのGKのプレーには、派手なセービングは少なく、いずれもポジショニングが素晴らしい。相手がシュートする時、GKのポジションが基本的にボールとゴールの中心点の線上になくてはいけない。さらにこの線上の前後的な最適な位置が存在する。ボールは刻々と移動するなかでGKは常に最良なポジショニングが求められる。多くの失点シーンを見ると、このポジショングがずれているケースが多い。本来ならゴールの中心点(左右ポストの線上の中点)とボールにGKがいなくてはいけないが、どうしてもゴール中心点と相手選手になってします。ボールと選手の位置はわずかにずれるため、最適なポジションとれない。ポジショニングのよいGKになると、相手選手からすれば、シュートを打てる範囲が狭くなり、どこに打てばよいかわからなくなる。逆にセービングを盛んにするGKの方が今度は入るだろうと思われる。日本人のGKで最もポジショニングのよいのは名古屋グランパスの楢崎正剛選手が挙げられる。彼は左右だけでなく、前後的なポジション取りも非常にうまく、現在、40歳になるが正GKとして今でも活躍している。

 こうしたポジショニングは練習で学べるものではなく、試合を通じて、そして精神面も含めるとワールドカップのような大きな経験をしたかが重要となる。そのため、監督としてはベテランのGKを起用しがちで、新しいGKがなかなか育たないことになる。

 アジア予選をみても、中東には良いGKはいるが、中国、韓国、日本など東アジアのチームはいずれもGKが悩みの種となっている。身長こそ、ひけはとらないが、どうも手足の長さが違うようである。サッカーのように点差が少ないゲームでは最後の砦であるGKのスーパープレイが勝敗を決する。UAE戦ではUAEのGKの方が優れていた。今後の試合相手のGKをみても、オーストラリアは史上最高のGKでプレミアリーグでも活躍したシュワルツアーが引退したので、若いGKだし、イラクも同様である。ロシアワールドカップは日本のGKの活躍にかかっている。



この失点は、韓国の若いGKの責任ではないが、それでもポジショニングが左にずれている(1分ころの映像)。

2016年10月1日土曜日

アディダス SL72



 アディダスは、中学のサッカー部に入ってからの好きなメーカーです。当時、サッカーシューズと言えば、国産ではオニツカタイガー(アッシクス)、ヤスダ、タチカラ、海外ブランドと言えば、アディダスとプーマでした。私の最初のサッカーシューズはウシトラというラグビーで有名なメーカーのもので、伯父さんがラグビーをしていた関係から、このメーカーと選びましたが、当時でも誰も履いていないレアのものでした。

 中学生のころは手頃な価格いうことで、もっぱらヤスダとオニツカタイガーのスパイクを使っていましたが、高校生になるとやはり海外ブランド、それもアディダスのものを履くようになりました。プーマは幅が狭く、合いません。当時の最高峰はアディダスのワールドカップというもので、今でもこのシリーズはありますが、当時はカンガルー皮で2万円くらいしました。とても手が出る値段ではありません。メキシコ、ベッケンバウアーと比較的安いものを使っていました。といっても12000円くらいはしたと思います。サッカーを始めたころは、サッカーシューズといえば、底のポイント(スタッド)を替えるものが中心で、試合の度ごとに審判がポイントがすり減って鋭利になっていないかをチェックしました。その後、1970年ころからスタッドレス、固定式のものが出るようになりましたが、底がすり減り、グリップが効かないため、通常は天候やグランドに合わせて2種類のスパイクを用意したものです。

 またトレーニングシューズも最初は、オニツカタイガーのリンバーというものを長く使っていました。ミニゲームなどはスパイクを履かないで、こうしたトレーニングシューズで代用しました。その後、高校生になるとアディダスのローマになりました。当時のアディダスのシューズはすべて輸入品で、ドイツ製と書かれていました。新しい靴を買って箱からだすと、皮のいい臭いがします。これがドイツの臭いかと思ったものです。

 大学生になると、サッカーシューズもずいぶん安くなり、消耗品扱いになり、トレーニングシューズはナイキのコルテッツとなり、街歩き用にはもっぱらアディダスのスタンスミスを愛用しました。何足買ったかわかりません。それでも、靴は皮という信仰があったのかニューバランスは最近まで履いたことはありません。どうも破れない靴がよいと思っていたので、ナイロン素材のものには抵抗がありました。アディダスのSL72は、ミュンヘンオリンピックに合わせて販売された名作シューズで74年から販売されました。大学に入ったころだったでしょうか、「ポパイ」などでもよく紹介されていましたのが、ナイロン素材の割に値段が高く、別にランナーになるわけではないと興味ありません。ところが数年前に復刻版がだされ、かなり忠実にビンテージ風になっていると評判になっていたため、俄然興味がわき、チェックしていました。ところが買おうと思うと、なかなか復刻版がでません。出てもすぐに売れてしまって、買えません。今回、アディダスからメールで販売していることを知り、即刻購入し、ようやく手に入れました。次の日には売り切れていました。少量販売を繰り返ししているようです。

 通常9.5サイズを履いていますが、同サイズでちょうどでした。底は薄く、路面の硬さが直接、足にかかると思われます。数年前にでた復刻版はソールの経年的な劣化を再現し、少し黄色くさせていましたが、今回の復刻版はそこまではしていません。ただビンテージ感はなかなかのもので、気合いが入っています。アディダスのオンラインショップで、時々出ますので、欲しい方は即刻に購入することをお勧めします。最近では日本サイズとともに中国サイズ(CHN)も書かれていますが、USサイズ9.5が日本サイズで27.5、中国サイズで26.5と1cm違います。かっては中国は生産国でしたが、最近では消費国になったのでしょう。それにしても1cmの違いは不思議です。