2008年4月6日日曜日
歯科用カメラ
歯科用カメラは、矯正歯科では必需品で、年間3000-4000カットは撮影します。開業以来、ずっと銀塩カメラでポジフィルムを撮影してきましたが、さすがにもうだめです。コダックなど大手の写真器材メーカが銀塩カメラから撤退し、唯一残っているフジフィルムもほそぼそと生産しているだけです。以前であれば現像に出して中1日くらいであがっていましたが、今では受注も少ないせいか、一週間もかかります。
もともとカメラは好きで、学生のころはミノルタCLEという隠れた名機で撮影していました。出来てみないとわからない楽しさや、現物として記録が残る点が好きでした。残念です。
ただこれだけ待って購入しただけあり、本当に安く、また性能も良くなりました。25年前大学にいたとき使っていたのはミノルタのもので確か300万画素くらいでしたし、ニコンのD1は100万円近くしたと思います。色々と情報を集めましたが。東京の金子一芳先生の開発したIHSのリングストロボを使うことにしました。R&WというタイプのものでLEDランプがついています。レンズはこれもお勧めのシグマ70mmマクロにしました。またカメラ本体はニコンのD80か、最近発売されたD60のどちらかに迷いましたが、プリズムファインダーを用いたD80の方が圧倒的にファインダーが明るいことと、値段の差もあまりなく、D80にしました。。
使ってみると、こりゃ本当に便利です。ピントがばかみたいに合わせやすいし、LEDランプのおかげでミラー像もくっきりします。すぐにモニターで確認できるため再撮影の頻度も減りました。またフィルム、現像代の節約にもなります。口腔内撮影は、シャッター速度200、絞りF20のマニュアルで撮るように推奨されていましたが、顔面写真はメーカに聞くと、カメラ本体のストロボを使うように言われました。いちいちリングストロボを外すのは面倒と思っていましたが、撮影距離最大にして、絞りF5のマニュアル撮影でだいじょぶです。実は口腔内写真より顔面写真、とくに側貌のピント合わせが難しく、目の衰えに伴い困っていました。正面、側方とも目にピントがいかなくてはいけず、側貌は難しかったのですが、オートフォーカスにすると大変性能がよく完璧にピントが合います。重さも案外軽く、これまで使っていた京セラ(ヤシカ)のデンタルアイIIより軽いくらいです。
一緒の購入したMacBookとTimeCapsuleにデーターを入れ、活用する予定です。患者さんの名前とカルテ番号を一枚目に写し、付属のCaptureNXにデーターを転送して、患者ごとのフォルダーに入れればOKです。2GのSDカードにRaw+Jpegで約130枚のデーターが入りますが、15分くらいでフォルダー分けまで処理できます。ただデーターの保管は、今後の課題です。
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