2021年10月11日月曜日

文在寅の韓国


 

 隣国の韓国を見ていると、本気で北朝鮮と合併しようとしているとしか見えず、怖い。流石に韓国でも北朝鮮の悲惨な状況は熟知していると思うが、そんな北朝鮮に逆らえない、あるいは媚びを売る大統領に、通常であればかなり反対すべきなのだが、文大統領を支える反日左翼シンパはますます北朝鮮よりになっている。在韓米軍を撤収させ、本気で北朝鮮との高麗連邦国家を目指している。20世紀は社会主義、共産主義の時代であったが、1991年のソビエト崩壊を境に、ほぼ共産主義、社会主義の幻想はなくなり、21世紀になるともはや共産主義は過去のものとなっている。ヨーロッパの共産党はほぼ消滅し、日本でも年配の方以外に共産党のシンパは減少しているし、中国、ベトナムなどももはや資本主義と呼んで良い。純粋な共産主義の形態を、ただ極めて皇帝的な独裁主義であるが、維持しているのは北朝鮮だけである。

 

 北朝鮮に住む国民は飢餓に苦しみ、人権も世界でもっとも軽視している国であり、内容は最悪の独裁国家である。通常ならこうした国は排除すべき国であり、まともな感覚からすれば、ましてや同じ民族からすれば、一刻も早く北朝鮮の国民を救おうと考えるはずである。ところが文大統領を支えるシンパはこうした北朝鮮を絶賛している。異常としか思えない。

 

 日本でも一部の社会主義者が、自民党政権に反対し、共産国家を夢見ている。彼らの幻想は、全国民が平等で、幸せな国にするというもので、そのモデルは、スターリン時代のソ連、毛沢東時代の中国、キューバ、北朝鮮である。私は今の日本の生活を捨てて、こんな国に行きたいとは思わない。ただ社会主義者はこうした国を目指している。日本で言えば、日本共産党と旧社会党残党の最終目標は、日本を中国の衛星国にすることである。日本のマスコミ、ことに新聞社にはこうした思想を持つ人は多くはないが、驚くことに韓国では大統領から政府、マスコミ、そして大統領を支持する国民がこうした思想を持っている。

 

 こうした韓国の状況の中で、軍事的に恐ろしいことがある。韓国における、原子力潜水艦の開発とSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)の成功である。どちらも北朝鮮を対象としたものでもないし、中国を対象にしたものではない。というのは韓国にとって北朝鮮、中国は隣国であり、何も潜水艦からミサイルを発射する必要はないし、核兵器でないミサイルを水中から発射しても何の意味もない。また原潜のメリットは、海に潜ったまま、敵に隠れてミサイルを発射する秘匿性であり、北朝鮮と陸続き、近傍にある中国に対してこうした装備は全く必要なく、アメリカなど、さらに離れた国と敵対する場合に有効となる。それゆえアメリカは韓国の原潜製造に断固反対し、その保持は認めないはずだが、ただ北朝鮮と一緒になると、この国はプライドだけが高いので、核兵器と原潜を作るであろう。また近年。韓国では宇宙開発に積極的に乗り出し、液体燃料ロケット「ヌリ」や、固形燃料ロケットの開発を行っている。これは将来的にはICBMにつながるものであり、その情報、部品がいつ何時に北朝鮮に渡る可能性がある。

 

 中国としては、核兵器を韓国から中国に向けられるのは怖いが、その矛先を日本、アメリカに向けることは大賛成で、もともと中国の属国であった朝鮮は、北朝鮮と韓国が統一しても、同じような傾向を示すであろう。つまり統一朝鮮はICBM, SLBM、核兵器を持ち、中国の属国となって日本、アメリカに対立する前線となろう。

 

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