2008年6月10日火曜日

スティーブ・ジョブス


やばい。今日ニュースでスティーブ・ジョブスのiphone 3Gの基調講演を見たが、ジョブスのあまりのやつれようにショックを受けた。つい数ヶ月前にには元気だったが、今回の講演ではげっそりとやせ、声も枯れている。以前から膵臓ガンにかかったことは知っていたが、どちらかと言うと予後の良好なものだと聞いて、Macファンとしては安心していたのだが。

もともとappleという会社はジョブスによって作られ、きわめて革新的なコンピューターメーカーとして今日に続いている。一時はジョブスもアップルから職を追われ、まさにつぶれる寸前までいき、日本のソニーに吸収されかかったこともある。それをカラフルなImacによって復活させたのもジョブスであり、まさにこの会社はジョブスそのもので、カリスマである。そのため膵臓ガンの告知があった時は、株価は半分になった。おそらくこの映像を見れば、明日から株価の下落は免れそうにない。

ジョブの逸話には枚挙ないが、この人ほど自社の製品を熟知しているひとはいない。いつも新製品は自分でプロモーションするが、アップルの会社でも製品をこのひと以上に熟知しているひとはいない。製品開発に当たっては徹底的に現場に足を運び、細かい注文をつけていたようだ。例えばIpodの音量はかなり高い。これはジョブスがやや耳が遠いことからそうなったとの噂もある。ソニーの社長がジョブスをまねて自社の製品をプロモーションしていたが、製品を逆にもって説明し、操作もほとんどわかっていなかったという話もある。

ジョブスのトレードマークの黒のシャツは実は日本のコム・デ・ギャルソンのものだが、製品はすでに製造中止していたものを、ジョブス自身から直接注文があり、担当者がアメリカにいくと空港に待ちうけて、数百枚の注文をしていったという逸話もある。

ジョブスの生い立ちについては、スタンフォード大学での講演で中で語られているので一度、みてほしい。実に感動的なスピーチである。
日本語訳  http://sago.livedoor.biz/archives/50251034.html

一刻も早く元気になってほしいし、どうか杞憂であってほしい。なにしろまだ53歳なんですから。

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