2014年1月1日水曜日

昨年購入した歯科用器材



 新年明けましておめでとうございます。このブログは皆様方からのコメント、メールで成り立っており、この場を借りて感謝いたします。

 最近は歯科の話題を載せること少なくなり、矯正歯科はやめたのかとの声も聞きます。確かに以前に比べて患者数も相当に減少していますが、そこそこやっていますので、ご安心ください。こういったブログの記事は暇な時に書きだめしています。昨年、暮れに書いたものです。

 昨年は、診療所のリフォームと新しい歯科用ユニットを購入しました。待合室は、前から好きだった北欧風にしたのですが、照明が少し暗いのが玉にきずです。

 昨年、購入した診療器材について少し説明いたします。

1)口腔内カメラ ★★★
以前にモリタのペンスコープという口腔内カメラを買いました。確か20万円くらいしましたが、どうも画像が悪く、また有線なので、カメラからラインを歯科用ユニット内にはわせ、ペンスコープ本体に繋ぎ、そこからまたラインを再び、ユニット内をはわせ、モニターに繋ぎました。高い割に、画像はデジタルカメラの5000円以下という30万画素しかなく、私の好きなシグマDP1400万画素ですので、1/40以下というものです。確かに口腔内カメラはカメラ本体が極めて小さく、画素数を上げられないといったハンディーがありますが、これでは鮮明な像が見られません。口腔内カメラではフランスのSOPRO社のものが有名ですが、数十万円もするため、新しいユニットにはアールエフ社のアインシュタインという口腔内カメラにしました。この会社はあまり評判がよくないのですが、値段も十万円以下で、無線でモニターに繋がるので、ダメモトで買いました。モニターは3万円くらいのデジタルテレビを代用しました。驚いたことに、画像はペンスコープよりよく、操作性も非常に使いやすく、大変重宝しています。アールエフ社には大変失礼いたしました。ただ一般のカメラに比べると、よくはなったとしても、画像としては相変わらず、最低ですが。

2)光重合器 ★★★★
これまでは、デンマークのFlash Max という器械を使っていました。この器械は非常に小型ですが、照射が強力で、矯正用ブラケットの接着のために3カ所当てても、各1秒、全体でも3秒で済みます。前の器械では1分くらい照射していたので、これは画期的なことです。ただ5,6歯しか連続照射ができないので、そこが少し不満でした。この器械が壊れたので、メーカーに修理に出そうとすると、Flash MaxP3という新しい光重合器が安く売るとのことでしたので、これに変更しました。デザインは旧型の方がかっこよかったのですが、新型の方が、連続照射時間が長くなりました。

3)口腔水分計 ★★★★★
今年11月にあった東北大学青森県人会で、東北大学歯学部診断学の笹野教授がテレビに出るとの情報をもらいました。笹野先生はサッカー部の先輩で、学生中は大変世話になりました。モーニングバードという番組の中で俳優石原良純さんがインタビューしていました。現代人には口が乾き、物を飲み込みにくい、しゃべりづらいなど、口の乾燥によるドライマウスの人が増えているという番組でした。その中で、笹野教授が石原さんを被験者として測定したのが口腔水分計「ムーカス」という機械でした。2秒で測れる優れた機械ですので、早速いくらするのか調べると、思いのほか安く、すぐに購入しました。新患の検査時に活用していますが、簡単に測定でき、便利です。ただ矯正歯科では患者さんは若年者が多く、今のところ標準値以下の人はいません(従業員にはいましたが)。一般歯科では高齢者も多く、活用するシーンはかなり多いように思えます。お勧めです、歯科材料のヨシダで扱っています(不思議なことにほとんど宣伝がありません)。

 昨年末には診療室のインターネット環境もISDNから光に変えました。診療所の方はあまりインターネットを使わないため、ISDNという旧式のもので我慢していましたが、昨今は添付資料も数十Mになり、ISDNでは数時間かかります。来年、早々には診療所のI-Macも7年ぶりに新型になります。来年は本格的な診療所のIT化に着手したいと思います。歳はいきますが、せめて器械だけでも最新のものを使い、若いつもりでいたいと思います。

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