2018年6月24日日曜日

アジアのGK



アジア最高のGK アル・デアイエ

 世界のサッカーのリーグランキング(2018)によれば、トップはスペインリーグ(リーガエスパニョーラ)で、2位はイングランドリーグ(プレミアリーグ)、3位はブラジルリーグ(カンピオナート・ブラジレイロ.セリエA)、4位にイタリリーグ(セリエA)となり、それ以降はフランス、コロンビア、アルゼンチン、ドイツ、パラグアイ、ロシアとなり、28位に韓国、そして31位に日本のJリーグとなる。実感としてはブラジルリーグよりセリエAの方がランクは上であるように思えるし、ブンデスリーグももっと上のように思える。スペイン、イングランド、イタリア、ドイツが四大リーグと呼ばれ、人気選手が集中している。

 今回のワールドカップに出ている日本選手で言えば(昔所属していた選手も含めて)、四大リーグに所属するのは、スペインには乾、柴崎選手、イングランドには岡崎、吉田、香川選手、イタリアには長友、本田選手、そしてドイツは多く、大迫、原口、宇佐美、武藤、長谷部、酒井選手がいる。酒井宏、川島選手はフランスリーグに所属する。それに比べて今夜対戦するアフリカのセネガルの選手は、スペインリーグには3名、イングランドリーグには7名、イタリアには3名、ドイツには1名と四大リーグに所属する選手数は日本が13名に対して、セネガルは14名と拮抗している。そうした意味では日本のフィールド選手はかなり海外進出が著しい。一方、GKについて言えば、日本の川島永嗣がフランスリーグに所属しているが、セネガルのアルフレッド・ゴメス選手は24歳ながらセリエAでの出場経験も多い。ついでに日本と同じ組の代表GKはというと、ポーランドの二人のGKはそれぞれイタリア、イングランド、コロンビアはイングランドとなっている。うまいなあと思ったコスタリカのナバス選手はイタリア、セリエA、ナイジェリアの19歳のウソボはスペインリーグにいる。

 フィールド選手は、その選手の実力を評価するのは難しく、結局は出場している試合を何度も見て、選手の能力を判断する。そのためにワールドカップは選手にとって最も自己アピールする機会となり、この大会を通してビッグクラブに移籍することも多い。一方、GKは、もちろん試合をみて判断することもあるが、最もGKの重要な能力、セービング能力はGK練習で判断できる。GKコーチは選手の限界を越えるか越えないかのボールを蹴る。速さ、コースなどを加減しながらGK練習を行う。GKを入団させる場合も、必ずGKコーチによるセービング能力を判定する。これまでのGKではとれないような球を簡単にとるようなら、このGKはセービング能力が高いと判断される。もちろんGK能力はセービング能力だけでなく、飛び出し、ポジショニング、最近では足によるボールコントロールもチェックされる。

 東アジア人で四大ビッグクラブでプレイしたGKはいない。もう少し広くワールドカップアジア予選出場国にすると、オマーンのアリ・アル・ハブシが2006-2017年にかけてイングランドのプレミアリーグで活躍した。またオーストラリアのマーク・シュワルツアーも1996年から2016年まで長らくプレミアリーグで活躍した。現在のオーストラリアの代表GKのマシュ・ライオンもプレミアリーグで活躍している。いわゆる黄色人種のアジア人で海外で活躍するのは川島選手くらいのもので、韓国のGKもせいぜいJリーグどまりである。かって日本代表の川口能活選手もイングランドの二部に当たるフットボールリーグのポーツマスFCに入団したが、レギュラー獲得まではいたらず、その後、デンマークのチームに入ったが、十分な活躍ができず、わずか3年あまりで海外でのプレイで終わった。おそらくはライバルであった楢崎正剛の方がヨーロッパのチームには向いていたと思うが。


 フィールドプレイヤーについては、ようやく海外のビッククラブでも活躍できる選手が日本でも現れたが、GKについてはまだまだで、道のりは遠い。平均身長の低いアジア人では優秀なGKはなかなかでてこないが、大リーグの大谷翔平のように身長が193cあって、運動神経抜群な日本人も現れてきているし、また最近では欧米人と国際結婚も多くなっており、そうした子供の中から、ビッグクラブで活躍できるGKが現れてほしい。

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