2009年4月7日火曜日

英国海軍戦艦AJAX 日本海軍巡洋艦鳥海






 ようやく英国海軍戦艦AJAXを何とか完成しました。艦橋が欠損(ピンク)、後部煙突は紛失したので(青)、船体本体と砲塔以外は自作しました。第一次大戦の船は見張り台(前楼)が大きくて特徴的なので、まずこの部分を0.8mm線と0.4mm線をクロスさせて銀ロウでロウ着して製作しました。その後、厚みの違う2枚のプラ板に穴をあけ、差し込み、下の部分はレジンを盛って、削って成形しました。同様に2つの煙突も0.8mm線にレジンを盛って、削って成形しました。部品が小さく、手にもって削るのも大変で、適当にごまかして作りました。本格的に作るとなると、ワックスで形を作り、その後は歯科の被せ物や宝飾品を作る要領で金属に置き換える方法があります(ロストワックス法)。ここまでするとなるとあまりに大げさと考え、諦めました。

 一応、欠落部品が完成したので、接着して、塗装に入りましたが、艦橋が傾いているではありませんか。艦橋側方につけた0.4mm線が船体にぶつかったまま接着されてしまったようです。さすがにへこたれ、ギブアップです。あまりに仕上げの悪さに泣きたい気分です。

 次に日本海軍の巡洋艦鳥海を作りました。最初、砲塔がふにゃふにゃして、0.3mm線で全部作り直そうと思いましたが、AJAX製作で疲れ果て、艦首のポールのみ0.3mmで作っただけで他は素組みです。鳥海は艦橋がでかく、かっこいい感じに仕上がりました。ストレスフリーであっという間に完成です。ただ零式水上偵察機が2機ありますが、この部分のためにプラカラーを買ってくるのはもったいない気がしました。さすがに翼を胴体に日の丸を入れるのは、拡大鏡を使わないときびしく、風防も銀色で線を引いただけです。飛行機ファンにとってはもっと凝りたいところですが、何しろ全長が3mmくらいしかありません。

 1/2400のCHQの船は第二次大戦以降のものの方が部品数、精度も高く、同じ値段でもお得な気がします。カタログを見ると戦艦は13.5から16ドルくらいです。

それにしても巡洋艦鳥海は、艦橋が大きく、今のイージス艦とよく似ています。偵察機の代わりにヘリを、砲塔の代わりにミサイルと現代 化されてはいるものの全体の印象は、こんごう、きりしま、みょうこう、ちょうかいの4つのイージス艦のうち、旧艦と一番近いと思えます。逆に出力は鳥海が140000馬力、ちょうかいは100000馬力で、速力も旧艦の方が34ノットで速そうです。

 97式艦上攻撃機では2500mくらいから800kgの5号徹甲爆弾を落とすようですが、1/2400では100cmの高度から0.8mmくらいの爆弾を落とすことになります。実際、作った模型を100cmの高度からみるとそれは小さく、とても走っている艦艇に当てるのは不可能と思えます.水平爆撃が廃れ、急降下爆撃が主体になるのもこうしてミニチュア化するとよくわかります。

 また東京に行った時には購入したいと思いますが、ひとまずは休憩です。

1 件のコメント:

NARU さんのコメント...

イージスの鳥海と旧海軍の鳥海は確かに似てますね。確か高雄級重巡は司令艦になれるようにと艦橋を大きくしてるはずなのであのようなかたちになったはずです。最近イージス艦に鳥海の名前を冠しているのを知って昔父に買ってもらった「日本の戦艦巡洋艦」という本に載っていた鳥海の勇姿や戦歴を読んで以来、好きだった鳥海が復活したようでおまけにシルエットも似ているので個人的には興奮しております。もちろん戦争は反対ですがやっぱり男の子ですからw