2009年7月12日日曜日

敷設艦「津軽」





 フジミから1/700の敷設艦「津軽」が販売されたので、早速近くの模型屋で買ってきました。前から津軽と名のつくこの艦船には興味があり、ドイツのNavis-Neptunから出ている1/1250スケール艦船モデルにtsugaruがあることを知り、渋谷のポストホビーに行ってきましたが、あいにく売り切れでした。

 ほとんど素組みで作りました。艦船の模型を作ったのが小学校以来なので、部品は無くすは、合いが悪いはで相当手こずりました。特にエッチングパーツは初めての経験のため、瞬間接着剤の扱いに難儀しました。

 敷設艦「津軽」は、昭和16年に完成した最新艦で、太平洋戦争開戦と同時に南方海域の作戦に参加しました。戦局が悪くなるにつれ、制海、制空権のない状態で、むしろ輸送の任務に当たることが多かったようです。元々、設計段階でも航空燃料や弾薬を運ぶような構造になっており、駆逐艦などに比べて運輸量も多かったと思います。本来の機雷投下以外にも高射砲や後には爆雷投下もできるようになっており、航空機や潜水艦の攻撃にも単艦である程度対処できるようになっていました。そのため非常に重宝され、多くの作戦に参加し、ガダルカナル作戦では食料、兵器の輸送や傷病兵の収容にも活躍しました。何度かの飛行機、潜水艦による被害にも、その都度修理しながら耐え、作戦を継続しました。しかしニューギニアビアク島への兵員、物資の輸送中に米潜水艦ダーターの雷撃に会い、艦首部に被雷し、かろうじて最寄りの港に入るも、本格的な修理のためフィリッピンに回航中に再び米潜水艦ダーターに攻撃され、昭和19年6月29日に沈没しました。敷設艦という裏方の地味な存在でしたが、戦艦などの華やかな艦船以上に十分に活躍したと思います。

 軍艦津軽の墓石と墓碑銘は弘前城の中にある護国神社にあります。護国神社には戊辰戦争、日清戦争などの古い碑がありますが、そのなかで最も新しいもので、神社入ってすぐ左のところにあります。私が行った日にも墓石には新しい献花があり、誰か遺族の方がお参りに来たのでしょう。

 護国神社には春の桜祭り、秋の約1500個のちょうちんを掲げる「献燈みたままつり」には多くの人々が集まります。船員にとって海が見えないのは残念かもしれませんが、艦名の由来の津軽の地で多くの人々がにぎやかに集まる姿を見ることは、陽気な船乗りにとって供養になるのかもしれません。ご冥福をお祈ります。

9 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

軍艦津軽の碑にコメントをありがとうございました。この碑は我が祖父等が奮闘して建立いたしたもので、祖父無き今は私どもが守る会を組織して例年慰霊祭の執行をしております。欠かさず上げられる供華はメンバーであるご高齢の女性からであります。津軽艦はこの護国神社を船内神社として勧請して戦いました。このために進水式ではためかせた大軍艦旗も現在護国神社に奉納されています。6月29日、少人数の守る会でありますが慰霊祭ではこの軍艦旗を掲げて祭典を執行しています。

広瀬寿秀 さんのコメント...

あの戦争では多くの艦船が沈められ、尊い命が太平洋に散っています。戦後もすでに67年たち、戦前を覚えている人も次第に少なくなっています。こうして慰霊することは歴史を風化させない意味でも重要です。

河合俊 さんのコメント...

はじめまして。

敷設艦津軽の乗務員の遺族です。

青森に津軽の墓石と墓碑銘があるのを知りませんでした。

秋にでも伺いたいと思います。

p.s.呉に合同慰霊碑を建てていただいて、そちらに敷設艦津軽の乗務員2名?の名前を刻んでもらいました。

広瀬寿秀 さんのコメント...
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広瀬寿秀 さんのコメント...
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広瀬寿秀 さんのコメント...

名前間違えたので、コメント削除しました。軍艦津軽の関係者は毎年慰霊祭を護国神社でしているようです。新日本教材社(弘前、福眞社長)あるいは護国神社社司の斎藤さんに連絡したらよいと思います。直接私に連絡してもらっても結構です。秋に来られる折は、ご連絡ください。

河合俊 さんのコメント...

お返事が遅くなってしまいました。

9月14日のお昼頃に新幹線で弘前に行く予定です。

その日は青森駅の近くに泊まって、次の日に飛行機で新千歳に行きます。

広瀬寿秀 さんのコメント...

土曜日は診療が一番忙しい時で、残念ですが、案内はできません。6時まで診療していますので、いつでも結構ですから、診療所にお越し下さい。下手なものですが、「津軽」のプラモデルお渡しいたします。場所はHPに記載しています。

河合俊 さんのコメント...

わざわざありがとうございます。

ぜひ寄らせていただきます。