2009年5月5日火曜日

お気に入り(ズボン、靴)




 お気に入りのものを2つ紹介します。

 ひとつはドッカーズのチノパンです。元々はリーバイスから発売されていましたが、2年ほど前に日本から撤退したので、現在では輸入品しか手に入りません。もう10年以上、ズボンと言えば、スーツなどを別にすればこのドッカーズのチノパンしかはいていません。何しろ楽な点が気に入っています。散歩にも上はジャージを着ますが下は着替えもせず、ほとんどこのズボンのままです。ポケットも深く、大きく、いろんなものが入ります。最近はどうか知りませんが、一時はアメリカのプロゴルファーの多くはこのズボンをはいていました。

 LLビーンのドレスチノもなかなかいい商品ですが、お尻に食い込むのがどうも不愉快です。ただドッカーズのチノパンの最大の欠点はじつに生地が弱いことです。しばらく使っていると必ずといいほど、裾が切れてしまいます。そのたびに家内に修理してもらいますが、今度は縫い目がほどけたり、切れたりします。10年使ってもこの点に関してはあまり改良されていません。

 日本での発売は無くなりましたが、在庫処分の品が時折オークションで2000円くらいで売っています。5、6本買ったのですが、写真が最後の2本です。早く日本での販売を再開してほしいと思います。

 もうひとつは宮城興業のBasic YKという靴で、近くのイトーヨーカドーで買いました。山形の南陽市で戦前からやっている小さな工場で、時折ヨーカドーなどに移動販売しているようです。ストレートチップと呼ばれるごく普通のもので、ちょっと見栄をはってカーフを使ったものを購入しました。若い頃からどうも革靴は苦手で、半年くらい履いてようやく慣れるということの繰り返しで、油断して小指の爪を切り忘れると、それこそ血だらけになっていました。この会社の靴で驚いたのは靴幅が3E、4E、F、Gの4種類もあることです。私の場合はFが合っているそうです。実際はいて、東京に出張に行ってきましたが、靴によるトラブルがなかったのは初めての経験でした。いつも少し小さい幅のものを履いていたのでしょう。靴底も実用性を重んじてセラミックソールというものを使用しています。靴ファンがブログで紹介していますが、あまり高級感がないのが欠点で、ただただ実用的です。ソールさえ替えれば10年はもつと販売のおじさんは言っていましたが、さらになじんでくるのを期待したいところです。
http://www.e-denim.com/stockroom/YKW.html

 東京と大阪の違いは、靴にもあります。東京では服や靴でひとを判断する傾向があり、汚い格好でいくとひどい扱いを受けることがあります。レストラン、ホテル、ショップなどでの対応が違ってきます。逆に大阪ではあまり関係はないようです。以前新宿伊勢丹の靴売り場をのぞいた時、一番安いのが1-2万円くらいで左に棚に少し、じょじょに値段の高いものが陳列され、右の棚では10万円以上のものです。真ん中で4、5万円くらいでしょうか。一方、最近できた兵庫県の西宮球場跡地のショッピングモールでは、割合高級品が置いているのですが、その中のそごうの靴売り場と言えば、陳列方法は同じですが、数千円から数万円のものがほとんどでした。真ん中で1-2万円くらいでしょう。大阪人の感覚からすれば、なんで靴にそんな金をかけるのかといったところです。一方、以前神戸の高架下の靴屋である青年がイタリア製の10万近い靴を値切っているところを目撃しました。こんなところにそんな高級品があるのも不思議ですし、金もなさそうな青年が必死に値引きしているのも奇妙な光景です。

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